日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

防霜ファンのスイッチオン

こんばんは。

3月も折り返しを過ぎ間もなく下旬に突入しようとしています。上旬の頃はまだ冬らしさを感じる日も多かったですが、下旬になると一気に春らしさが増してきますね。草花の開花や発芽、萌芽も進みますし、生命力あふれる季節がやってこようとしています!

 

そしてこの土日は結構暖かな気温であったと思います。手元の温度計で最高気温は20℃となり、この気温の恩恵を受けた植物も多いのではないでしょうか。

お茶の芽も本格的に膨らみつつあるため、本日から防霜ファンのスイッチを入れることに。見回りをしつつ設定の調節をしていく必要がありますが、今後は一定の気温を下回ると防霜ファンが動き始めるようになるのです。

 

萌芽シーズンが近付いてきたことを作業面からも感じます。

 

その一方で、先週は朝晩の冷え込みが若干強く霜の朝を迎えた日が多かったです。

日が当たり始めるとすぐに融けてしまうのですが、それでも白くなるほどの霜が降りていましたね。このような霜が萌芽後に降りると高確率で芽が凍ってだめになってしまうでしょう。が、まだお茶の芽は萌芽していないため枯死するようなことは無いと思われます。霜が降りなかった場合と比べると生育が遅れる可能性はありますが。

 

今後は防霜ファンの稼働もあり茶畑が霜で白くなるようなことはほぼ無いと言っていいでしょう。防霜ファンなどの防霜設備が役に立たないほどの寒気が入ってくれば霜が降りてしまう事があるかもしれませんが、もしそうなったら生育に影響が出てしまうのは必須です。

 

防霜設備があれば多少の霜の影響は回避できますが、最終的にはきつい霜が降りないことを厳しい寒波がやってこないことを願う事しか出来ません。無事に収穫できる時を願いつつ芽が育つのを待ちます。