日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

「おおいわせ」は一気に萌芽へ向かいそうです

こんばんは。

今日は朝から一日を通して良く晴れてくれました。昨日は曇り空でしたが、しっかりと日差しが届いてくれたので有難かったです。また明後日からは雲が広がる時間帯が多かったり雨が降る日が多そうな予報が出ているので、貴重な晴れ間となってくれると思います。

 

今日も日差しがあることを十分に活かすために草取りを主に行いました。土をよく払い落とし根っこが乾きやすい状態にすれば枯れるため、晴れの日を日差しがある状態を上手く活用して行いたい作業です。

もし土の払い落としが不十分だったり草取り後に雨が降ったりすると、枯れずに再度根付くこともあるため、曇りや雨続きの状態では作業を行うのは控えたいです。

 

今は気温が上がり土に落ちていた草の種から芽が出てくるタイミングになります。この時期に丁寧に草取りを行えば、夏場の草取りが少しは楽になると思うので時間がある時は丁寧に作業を進めたいですね。

 

早生品種は萌芽が進みそうです

昨日までは、今朝は霜が降りるかと思っていました。

夜の始まりの時点では雲が広がっていましたが、21頃には星空が見える状態になり放射冷却が起きる可能性が高まっていました。気温も下がりそうな予報が出ていたので覚悟しましたが、結果として霜が降りる事は無かったですね。

 

今朝の茶畑では濃い霧が発生していたため、霧により冷え込みが抑えられたのでしょう。前日の湿度や冷え込みの進み方によってはキツイ霜が降りていた可能性もあるので本当にギリギリのところだったと思います。

※現段階では霜が降りても大丈夫ではありますが。

 

今朝の冷え込みが厳しければ、お茶の芽の生育が少しは抑えられたと思います。

しかしながら、冷え込みはそこまで厳しいものとならなかったため、お茶の芽の生育は今後一気に進む事でしょう。

 

特に早生品種である「おおいわせ」は今週末までに確実に萌芽するのではないかと思います。

今朝の時点ではこの状態。先日の時点では道路脇の芽だけが萌芽していたり萌芽しかかっていたのですが、今では全体的に萌芽しかけていますね!

これからは雲が広がったり雨が多そうな予報が出ていますが、気温は高めで推移しているので生育はどんどん進む事でしょう。

 

ただメインで育てている「やぶきた」に関してはもう少し時間がかかりそうです。

平年であれば、生育が早い「おおいわせ」は霜や冷え込みの影響を受けて萌芽も「やぶきた」より僅かに早い程度になります。

しかし本来は10日程度萌芽が早いとされている品種になるため、今年のように冷え込みが穏やかな年は「おおいわせ」と「やぶきた」の萌芽の時期の差が大きくなるのだと思います。昨年もその傾向がありました。

 

毎年先陣を切って萌芽する「おおいわせ」ですが、今年はより早く萌芽し茶畑へ春の訪れを告げてくれそうです。