日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

一番茶のホイロ上げとまとめ

おはようございます。

昨日は上河内地区のお茶工場の掃除を行いホイロ上げとなりました。これにて2022年の一番茶づくりは完全に終了となります。

 

昨年よりも1日遅く始まり、2日早く終了。

正味11日間の一番茶でしたが、期間全体を通して良いお茶が作れたと思います。

 

今年の一番茶は4月の下旬から始まりましたが、約1週間ほどくもりや雨の日が続きました。

日照時間も短く芽は非常に柔らかい状態が長かったですね。

 

シーズン終盤になっても十分に粘り気を感じられたので、栄養分がしっかりと行き渡っている状態だと思いました。

 

晴れてきたのは5月になってから…。

ある程度は光を浴び芽が少し充実してきた方が香りが良くなるため、待ちに待った晴れでしたね。

 

もう少し収穫を遅らせても大丈夫だったとは思いますが、品質と収穫量共に申し分なしです!

 

収穫を焦ってしまった昨年よりも期間は短かったものの収穫量は増えました。

ただ前年に中切りをした畑は長雨の影響で病気が多発してしまったので、この点をしっかり管理できればさらに良かったと思います。

 

多少の反省点や改善点はありますが、今年は非常によい一番茶シーズンでした。

今後は肥料まきや裾刈り、ナラシや中切り・深刈り、草取りや防除など…。たくさんの管理作業を短い期間で行います。

 

二番茶の出来に直結する作業となるため、丁寧に作業をしていきたいと思います。

2022年の一番茶は最終日に

こんばんは。

川根町上河内地区での一番茶は、本日終わりとなりました。

 

正味11日間の収穫・製造でした。

期間としては平年並みだと思います。

 

そして全体の収穫量は昨年よりも少し減少したでしょうか。

ただ、昨年中切り更新をした畑も多いので、それらが多少影響しているかもしれません。

 

機械のトラブルは多少ありましたが、お茶がダメになるような事は一切なかったため、この点は本当に良かったです!

お茶の芽も最初から最後までしっかりと粘り気のある状態であり、良いものが作れたと思います。

 

最終日のうちの収穫は、谷底の奥まった場所にある茶畑の収穫や四年前に植え付けた幼木園の初収穫。

そして晩生品種の「おくひかり」の収穫を行いました。

おくひかりは芽の緑色が他の品種よりも濃くさらにツヤもあるため、一目瞭然で違う品種だというのが分かります。

 

そして嬉しいのが幼木園の収穫(^^)/

四年前に植え付けを行い今回が初収穫となります。

収穫の位置はやや高めで葉を多めに残します。

 

芽の先端を刈り取ると枝数が増えるため、枝数を増やしたい幼木の管理としても必要な作業となります。

 

ただし、今後は収穫などは行いません。

しっかりと枝葉を伸ばし充実させることで、来年はさらに多くの芽を収穫できるようになるでしょう。

 

明日は茶工場の大掃除を行いホイロ上げとなります。

機械の掃除なので、怪我や事故には最大限気を付けつつ作業に取り組みたいと思います。

収穫をし終えた畑も鮮やか

こんばんは。

4月の下旬から始まった川根町上河内地区の一番茶シーズンは、ついに明日終了となりそうです。

 

本日の時点ですでに収穫を終えた方も多数いますが、うちを含めた4件ほどの農家が明日も収穫を行います(^^)/

大半の畑で収穫が終わったので、茶畑は収穫後の姿となっています。

 

収穫前の畑も良いですが、個人的には収穫を終えた後の畑もお気に入りです。

やはり冬の姿と比べると葉の鮮やかさが圧倒的に違うため、芽の収穫を終えたとしても美しいですね!

 

残す畑は谷底の比較的生育が遅い場所や晩生品種の畑、そして幼木園など…。

少し細々とした小面積の畑を収穫を進める事になります。

 

2022年の一番茶シーズン、最後の一日をしっかりと味わいながら作業を進めたいと思います。

一番茶シーズンは終盤へ

こんばんは。

今日は朝の最低気温が手元の温度計で7℃、そして日中は28℃まで上昇。20℃を超える寒暖差なので特にハードな作業をしていなくても疲れますね(^^;)

 

日射しもたっぷりと降り注ぎ良い天気となりました。

有難い天候なのですが、太陽の光を浴び続ける…というのにも体力が必要な気がします。心地よい疲れがあるので、今夜はぐっすりと眠ることが出来そうです。

一番茶シーズンは終盤に。

待ち遠しかった一番茶シーズンが終わろうとしている事に少し寂しさを感じつつも、同時に安心している自分もいます。

久しぶりの晴れ

一番茶シーズンは8日目を迎えました。

大体10日から14日程度の間に終わることが多いので、終盤に入りつつあると言っていいでしょう。

 

人によっては収穫の終わりが見えてきたのですが、うちの場合はあと3日から4日はかかりそうです。

もう少し雨の日が多く、収穫に時間がかかると思っていましたが、ここまで順調にお茶づくりを進める事が出来ました。

 

これからも天気は晴れの日が続きそうなので、順調に行けば今週末には一番茶シーズン終了となるかな…と思います。

最後まで気を抜かずに取り組んでいきたいと思います。

 

ちなみに先週はくもりや雨の日が多く、青空が広がる時間帯はほとんどありませんでした。

 

しかし昨日から天気が回復!

今日に関しては朝から晩までしっかりと晴れてくれました。

 

やはり晴れてくれると景色の輝き方が違うように感じます♪

 

またお茶の芽にとっても良いでしょう。

くもりの日続きで柔らかい葉となっていましたが、日を浴びる事で少しずつ充実。硬くなり過ぎると品質が低下しますが、ほどよく充実して来ると味も香りも一段と増してきます。

 

今後のお茶は香りなどのピークを迎える事になりそうです。

一番茶はシーズン折り返しへ

一番茶シーズン6日目の今日。

今日はお昼前から雨が降り出し収穫が行えたのは午前中のみでしたが、それなりに作業を進める事が出来ました。

 

もっと雨で収穫作業が行えない日があると思っていたので、比較的作業が行える日が多いことに有難さを感じます。

 

その一方で休みが無いためちょっとずつ疲れが溜まって来そうです。

事故や体調管理には最大限注意して過ごしたいと思います。

 

折り返しに

上河内地区での一番茶シーズンは短いと10日、長くても2週間程度です。

今日は6日目という事もあり日数的に考えれば折り返しとなります。

収穫済みの畑も徐々に目立ってきました。

 

今年の一番茶は晴れたのが初日のみ。

その後は雨が降ったり曇りの日が続いています。さらに気温も低めの日が続いているため葉が非常に柔らかいです。

 

もう少し充実したくらいが良いと思うので明日からの晴れに期待!

さらに良い芽になることを願いたいと思います。

 

また景色も晴れている方が鮮やかですしね(^^♪

お茶の葉の形を保ったまま保存する方法

こんにちは。

今日はお昼前から雨が降り出しました。風があったため朝露は乾いた状態であり、午前中の数時間だけでしたが収穫作業を行うことが出来ました。

 

先週の時点では雨で収穫が進まないかもしれない…と思っていましたが、意外と収穫を行える日が続いていますね。

今後も晴れの日が多く予報されているため、雨の影響で2・3日収穫出来ないということは無さそうです。

 

晴れてくれると茶畑もより鮮やかに見えるため、明日からの晴れに期待したいと思います。

 

蒸して冷凍保存

お茶の生の葉っぱは長期間保存することが出来ません。

 

緑茶の場合は収穫して半日程度のうちに熱を加えて加工してしまいますし、紅茶や烏龍茶などの葉を萎れさせて(萎凋)作るお茶も長くて24~36時間程度になるでしょうか。

 

2日、3日…とこれだけの期間であっても、生の状態で葉を保存することは難しいのです。

 

新芽の時期であればお茶の芽の天ぷらが美味しいのですが、生のお茶の葉の提供は非常に難しいことになります。

 

ただし生の葉を蒸した状態であれば、冷凍して長期間保存することが出来ます。

解凍すれば天ぷらなどにして食べる事も出来ますし、揉みながら乾かせばお茶にもなります。

※酸化酵素が失われている状態なので紅茶や烏龍茶には出来ません。

 

もしご家庭でお茶の木を育てている場合、飲むお茶ではなく葉っぱの姿が保たれた状態で保存したい場合は一度蒸してから冷凍することをおすすめします。

 

蒸す道具は普通の蒸し器で良いと思います。

蒸し時間に関しては、蒸気の量や葉の厚さや芽の量により変化させる必要があるので一概に言えません。

 

ただ葉っぱの変化を基準にすることが出来ます!

このようにお茶の葉っぱは表側と裏側で多少色が違います。

 

これがどちらも同じ色になればOK

色が違う場合は蒸しが足りないので、最低限両面が同じ色になるまで行ってください。

 

その後は十分に冷まし、ジップロックなどの密閉できる袋に入れ空気を出来る限り抜きます。

その状態で冷凍することで、葉の形を保ったまま長期間保存できるようになるのです。

 

機会がありましたらお試しください。