一番茶シーズン2日目。今日は天気に振り回された一日となりました。
と言うのも、昨夜から今朝にかけては雨音がするほどの雨が降りましたが、朝を迎えるころには止み曇り空となりました。雲の切れ間から青空が出てくることもあり、さらに風が吹いていたことで露はほぼ乾いた状態。そのため、少し待つだけで収穫が行えるだろう…という感じでした。
しかし、もうそろそろ収穫を始めようというタイミングで霧雨が降り始め再び濡れてしまう事に…。近くの山も白くなるほどの霧雨であったためしばらく待機、今日はもうお休みにするかな…という声も上がりつつあったところで天候が回復(曇りですが)し収穫を実施することとなりました。そのため判断に難しい一日でしたね。
そんな一番茶シーズン2日目となりましたが、昨日そして今日とお茶の芽に向き合った印象としてまず挙げられるのが香りの強さです!
直近数年のうちでトップクラスに香っているように思います。
こちらは手摘みの生葉を入れておく”ちゃまき”です。
生の葉っぱは呼吸をしていることにより熱を持つ傾向があるため、空気が良く通るように真ん中に穴をあけるようにしています。
顔を近付けるとお茶らしい香りがしっかりと漂ってくるのです!
平年でもそれなりに香りはしますし決して弱いわけでは無いのですが、今年の香りの印象と比較すると昨年や一昨年の香りが弱く感じてしまいますね。
ただ、これはあくまでも生葉の状態。荒茶に加工した状態ではどうか、そしてその荒茶を仕上げ加工し製品となったお茶ではどうかをしっかりと見ていく行く必要はあるでしょう。
生葉の時点でどんなに香ったとしても最終的にお茶を淹れた時にしっかりと香ることが大切であるため、香り良く育ってくれた芽の特徴を活かせるようにお茶づくりを進めていきたいと思います。