日々お茶暮らし

お茶で有名な川根地域でお茶づくりをしている茶農家のブログです

生葉から荒茶が出来るまで

一番茶が終わり1週間が経過しようとしています。

 

まだ1週間しか経過していないようにも感じますが、二番茶へ向けた作業は続々と進んでいます。

そのため1週間以上の時間が経過しているように感じますね(^^;)

 

約1か月後には二番茶の収穫・製造が始まるので、しっかりと手入れを行いたいと思います!

 

ただ、今回は一番茶の振り返りを少し…。

生葉から荒茶(普通蒸し煎茶)が出来るまでの葉の変化について投稿したいと思います。

 

 

大部分の水分を乾かすまで

畑で収穫したお茶の芽は、お茶工場に運ばれた時点でも生きています。

その活動を止めるのが蒸す工程です。

蒸す工程は煎茶づくりでは非常に重要な工程です。

 

長く行い過ぎると葉が砕けてしまったり、香りが弱くなってしまいます。

対して蒸し時間が不足すると製造途中で変色したり香りが非常に悪くなってしまいます(>_<)

 

そのため、生葉の状態や作りたいお茶に合わせて蒸し時間を調節することが重要になるのです。

 

 

ちなみに煎茶は緑茶の一種ですが、緑茶は製造工程の一番最初に熱を加え生葉の活動を止めます。

 

対して紅茶は一番最後に。

ウーロン茶はその中間になるため、これらのお茶は全て同じ葉から作る事も可能ですね!

 

 

蒸された葉っぱは「粗揉」行程に。

蒸した後は基本的に揉みながら乾燥させていくのですが、粗揉行程で葉の水分を飛ばすことになります。

大体ですが、お茶(乾物)の量と水分量が1:1くらいになるまで乾燥させますね。

 

見た目の雰囲気もガラリと変わります。

 

次の工程は「揉捻」工程です。

この工程では熱は加えずに揉み込み、葉の水分量を均一にする目的がありますね。

 

粗揉行程を終えた葉っぱには、葉の場所や内部か外部かによって僅かに水分量が異なります。

 

そのバラツキを無くして、しっかりと揉み乾燥させるようにすることが出来ます。

 

 

お茶の形らしくなるまで

揉捻工程を終えたら「中揉」工程に移ります。

この工程では再びお茶の葉を揉みながら乾燥させる事になりますね。

水分を適度に飛ばし、精揉行程で形が作られるようにする目的があります。

 

すでにお茶の形らしくなってきていますね(^^;)

また乾燥が進み、揉捻を終えた葉よりもカサが小さくなっています!

 

 

中揉を終えたらいよいよ「精揉」工程です。

 

葉の内部にある水分を揉み込みながら乾燥。

また煎茶らしい形に整えていく工程になります。

この工程を終える頃にはお茶の形がほぼ決定されることになりますね。

(光の当たり方から少し色が薄くみえます)

 

この工程を終えたら乾燥機で乾燥させ、篩分けを行い荒茶が完成します\(^o^)/

ちなみに出来た荒茶を再び加工・袋詰めすることで私たちが普段飲むお茶になります。