日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

最高の芽伸び! 更新園の生育状況

久しぶりの晴れ!!

夕方ごろから雲が広がり始めましたが、朝からしっかりと日差しが届きました。快晴とはなりませんでしたが、それでも十分な良い天気でしたね。久しぶりに布団を干すことも出来たので、今夜は心地よく眠ることが出来そうです(^^♪

 

やはり曇り空の時に見る茶畑と日差しがある中見る茶畑では葉の状態が違って見えます。日差しがあった方が緑色がより鮮やかに感じるため、景色を楽しむ観点からも晴れてくれると嬉しいです。

雨ばかりになりそうな天気予報も晴れの日が出始めたので、今後も晴れて日差しがしっかりと届いてくれることに期待したいと思います。

 

最高の芽伸び

今年の更新園、一番茶収穫後に深刈り作業をした畑は非常に良い芽伸びとなっています。

一昨年は長い梅雨の影響で病気が多発、さらに昨年も8月に雨が続き病気を多発させてしまい、せっかく伸びた芽のほとんどをダメにしてしまいました。天気次第なので仕方ない事になるかもしれませんが、それでもショックは大きいですね。

深刈り作業後に伸びた芽がダメになってしまうと、その後の生育も少し悪くなってしまいます。また伝染源が多い事から翌年以降も病気が発生しやすい状態となってしまうので、多発させてしまうのは出来る限り避けたいのです。

 

しかしながら、昨年と一昨年は病気が多発。芽がほとんど失われてしまった畑を見てきたので、今年の芽伸びが非常に良い最高の状態だと思えます(^^)/

もちろん葉っぱが成熟するまでは病気が発生しやすい状態なので油断は出来ませんが、昨年や一昨年はこの状態にすらならなかったのでとても嬉しいです。

 

このまま葉が成熟してくれれば、翌年一番茶が育つ土台もかなり良いものとなることが予想できます。現在の生育状況が良いことは”今”の嬉しさと、翌年一番茶の嬉しさをもたらしてくれるのです。

 

しっかりと充実した葉が育つためにも、少しは晴れた日が続いてほしいと思うこの頃です。

四番茶芽が生育開始

天気予報では晴れマークが出ていたので澄んだ青空が広がることを期待した1日でしたが、相変わらず雲が多い空模様となりました(-_-)

日中に雨は降ることなく時々日差しが射してくる事もありましたが、基本的には雲が空を覆っている状態。気温はそこまで上がりませんでしたが、非常に蒸し暑さを感じる陽気となりました。

 

雨が降らないのは有難いですが、やはりスッキリと晴れて欲しいところ。曇っていたとしても風が吹いてくれれば快適なのですが、風も弱く暑さが堪えます。

正直晴れて猛暑日くらいまで気温が上がってくれた方が楽かもしれません。30℃程度の気温であっても蒸し暑いとしんどく感じますし、ちょっと憂鬱になってしまいますね。

 

気温や天気の面からは季節の変化を感じ取りにくくなっていますが、植物や昆虫の変化からは確実に秋へと向かっている事を感じるこの頃。三番茶芽が充実した畑から徐々に四番茶芽が育ち始めました。

 

秋冬番茶などになる四番茶芽

7月下旬頃から本格的に育ち始めた三番茶芽。約1か月少々経過し、完全に充実した葉へと変化してきています。葉は吸い込まれそうになる濃い緑色へと変化、芽が育ち始めたばかりの生命力を感じる黄緑色ではなくなってきていますね。

そして三番茶芽の先端からまた芽が育ち始めています。これは四番茶芽。収穫すれば秋冬番茶などになる芽になります。また四番茶芽が育っている最中に秋のナラシ作業を行いその後は越冬・休眠へと移るため、今年最後に伸びる芽でもあります。

 

ちなみに三番茶芽は収穫していないため三番茶芽が再び伸び始めた…という様な見方も出来ますが、別の芽としてカウントするようにしています。

 

と言うのも、お茶の芽は絶えず上へ伸び続ける訳では無いのです。

ある程度葉を開くと一旦上へと伸びる生長がストップしたり非常にゆっくりになります。そして開いた葉が充実して来ると再び先端から芽を伸ばし始めるのです。見た目的には伸び続けているように見えるのですが、実は伸びたり止まったりを繰り返しているのです。

 

三番茶芽が成熟したところから四番茶芽の生育が始まるため、四番茶芽の生育には大きなバラつきが出来ます。畑を見たところ最近生長が始まったばかりの様ですし、茶畑が新しい芽でやや黄緑色に見えるようになるはもう少し先の事になりそうです。

1日を通した晴れが少ない8月に

昨日は午前中を中心に晴れましたが午後からは雨。そんな昨日と同じような天気が予報されていた本日は、朝から夕方までずっと雲が空を覆っている状態です。お昼頃に霧雨が降る事もありましたが、地面を濡らすような雨は降っていません。

気温はそこまで上がらなかったのですが湿度が高く体に堪えますね(>_<)

 

まだ季節は8月なのですが、どうも8月らしさを感じられないこの頃。その日の天気と最低・最高気温を毎日記録してるのですが、今月の確認したところ1日を通して晴れる日がかなり少ない事に気付きました。

 

曇や雨が多い

一昨年は晴れ続きの8月となりました。確認したところ、14日も1日を通して晴れていましたね。雨が降ったのは3日しかなく、20日間雨が降らなかった期間もあるほどです。

 

そして昨年は曇や雨の日が多い8月でした。しかし、1日を通して晴れた日は10日はあります。雨が多かったのは8月中旬頃であり雨量もそこそこありましたね。上旬は晴れのちくもりという日が多く、下旬頃になって晴れの日が続いてくれました。

最後に今年です。まだ1週間残っていますが、今年の8月は昨年以上に1日を通して晴れる日が少ないです。1日を通して晴れたのは5日。それ以外の日は晴れても曇ったり雨が降ったりしています。

雨が降る日は多いですが昨年よりも雨量は少なめです。ただ、雨が降りお茶の葉が濡れているような状態が続くと病気が発生しやすくなるため少し心配になる降り方です。

 

週間天気予報を見ると傘やくもりマークが続いています。明日や土曜日辺りは少し晴れそうな予報にもなっていますが、8月らしい青空はあまり期待できないのかもしれないですね。

 

日照不足は大丈夫でしょう

ここまでくもりや雨の日が多いと作物によっては日照不足になってしまう可能性もあるでしょう。

ただお茶の木に関しては、日照不足による影響が出る事は無いと思います。明るいくもり空であれば夏の強い日射しを適度に遮っている状態だと思うので、光合成の効率もそこまで低下しないでしょう。

強すぎる日差しは逆に光合成の効率を低下させたり、少雨と合わさると生育に悪い影響をもたらすことになります。

ただし、病気となると話が変わってきます。高湿度な状況、雨などで葉っぱが濡れている時間が長くなると、病気が広がったり感染の成立がしやすくなるため注意が必要なのです。

そのため雨やくもりが続くのも、晴れの日続きで少雨や高温になるのも厄介になります(^^;)

 

上河内地区では秋冬番茶の生産を行っていないので特に心配していませんが、場合によっては秋冬番茶の主な収穫部位である四番茶の生育に悪い影響が出てしまいそうですね。

白っぽい芽が伸びるお茶の木

午前中は澄んだ青空が広がり良い天気になったと思いましたが、お昼頃には一気に雲が広がり雷雨となった本日。もともと雨が降る確率が高い予報だったので覚悟していましたが、晴れてくれると嬉しいものですね。

ただ晴れると気温が上がり雷雨になりやすくなるのでしょう。曇っている日よりも晴れた日の方が急に天気が変わったり激しい雨となりますね。

 

今後もしばらくは雨が降りやすそうな予報が続いていますし、いつになったら1日を通して晴れてくれるのか…と思ってしまうこの頃です。

 

挿し木で増やしたお茶の木

枝の一部が突然変異!

毎年白っぽい芽が伸びて来る部分があるのですが、昨年この枝を利用して挿し木しました(^^)/

このような突然変異を「枝変わり」と呼ぶこともあるのですが、この枝変わりの株のみを育てていると少し面白い特徴に気付くことが出来ました。

昨年の夏の終わりに挿し木をし春に鉢へ植え付け、今ではしっかりと芽を伸ばすようになった枝変わりの株。ずっと葉が白いままでは無いのは前から分かっていましたが(白いままでは光合成が行えず生きていけないと思うため)やはりある程度葉が成熟してくると緑色になります。

ただし、普通のお茶の木と比べるとやや白っぽさが残るような印象を受けますね。

 

また緑色の芽で伸びる時もありました(^^)/

①の部分が春に伸びた芽。白っぽい芽で育ち次第に緑色へと変化しました。

②の部分はもともと緑色で伸びた所になります。そのため、①の葉と比べるとやや葉の緑色が濃いようにも感じますね。

 

そして③は現在伸びてる芽(白っぽい)になります。

何故②の時に緑色の芽で伸びたのかは分かりませんが、その違いもあってか育つのを待つのがより楽しみになりました。

 

まだ挿し木をしてから1年しか経過していないので枝数も少ないです。もう一年ほど経過すれば、より白っぽい芽を伸ばす特徴を味わう事が出来そうなので、楽しみにしています。

お茶の芽と同化する草

8月も終わりが見えてきたこの頃。

天気次第ではありますが、来週くらいから秋の肥料まきを開始する予定でいます。その後は草刈り、そして裾刈り秋のナラシ作業と続いていくので、今週末までが草取りに集中する期間となりそうです。

もちろん肥料をまいている時などにも草取りを行うため、草取りのみに集中する期間の終了という事になります。

 

ただ草取りのみに集中して作業を行ったとしても、お茶の葉と草の葉っぱの色が非常に似ているため見落としてしまう事もあります。

 

同化する葉っぱ

三番茶芽が伸びつつある更新園は黄緑色が鮮やかな状態です。そのため、比較的生長し始めたばかりの黄緑色の草の葉っぱと完全に同化していますね。

この写真の中にもお茶の芽よりもだいぶ大きく育った草があります。葉っぱの色はほとんど同じなので、葉の形や大きさで見つけ出すような形になりますね(^^;)

お茶の芽に埋もれたような状態だとどうしても見落とすことがあり、後日さらに大きくなった姿を見たり花や種が出来ている事もあるのです。

 

ただしお茶の葉がある程度成熟してくると濃い緑色になるため、葉の色の以外から草の存在を把握しやすくなります。

一方、野イモ(自然薯)のツルは見落としやすくなりますが…。

 

野イモのツルが生長した葉っぱに埋もれてしまっている事もありますし、葉っぱの色合いも似てくるため見落としやすくなってしまいます。ムカゴが出来る株も出始める時期であるため、徹底して取り除く必要がある時期なのですがなかなか大変なのです。

 

草取りもなかなか奥が深いので、面白い作業だと思っています。体への負担はそこそこありますが、体一つで出来る作業であるため機械作業の合間に行うのも気分転換になって良いですね。

三番茶芽 生長途中と成熟中の違い

相変わらずの曇り続き。時々太陽の光が届く事もありますが、ほとんどの時間で雲がお日さまを隠している状態が続いています。気温はそこまで上がりませんが、とにかく蒸し暑く熱中症が怖いですね。

今日も午前中を中心に外作業を行いましたが、すぐに汗がダラダラと垂れてくるような状態となりました。日が当たれば服が乾くため体温も下がりやすくなると思うのですが、風も穏やかで日もあまり届かないためそうはいきませんね。

 

そして今後も曇りや雨の日が続きそうな予報。予報は確実に変わっていくと思いますが、2週間先までずっと曇りや傘マークが続いているのを見ると少し気持ちが滅入ってしまいます。青空が美しい季節であるため、しっかりと晴れて欲しいものです。

 

葉の色の違い

一番茶は芽が育ち切る前に収穫してしまいますし、二番茶はよりその傾向を強くします。四番茶はちょっと生長が始まった段階で刈り落としとなるため、大きくなるまで育てません。

萌芽してから芽が生長しきり、その後成熟までさせるのは三番茶芽だけとなるのです。

 

そのため茶畑は芽が生長中と育ち切った状態、そして成熟した段階で大きく異なった表情を見せてくれます。今は生長中の青々とした茶畑と成熟が進んでいる畑の2タイプがあるので、それぞれ見比べてみたいと思います(^^)/

まずは生長中の畑から。こちらは一番茶後に深刈り更新をした畑になります。再生した芽を一旦刈り落とし、再び芽が伸びてきた所になりますね。

一番茶と比べると少し硬そうな見た目をしていますが、やはり”芽”なので手触りは柔らかいです。葉っぱはまだ育ち切っていないためやや小ぶりな物が目立ちますし、今後開いていく葉っぱも見ることが出来ます。

そしてこちらは成熟が進んだ三番茶芽です。まず色合いが大きい違いになっていますね。緑色がより濃くなっています!

葉の大きさは多少のばらつきがありますが結構似ています。生長中の段階と比べるとそこそこそろった状態です。

 

3週間前後の生長段階の違いだけですが、お茶の葉は確実に変化していますし遠目で見た時の茶畑の雰囲気も変わります。個人的には、芽が伸びゆく時は見ていると元気をもらえるような気がし今の成熟が進んでいる状態は落ち着かせてくれるように思います。

 

そして変化はこれで終わりません。

今度はもう少し時間が必要になりますが、季節が進むとまた葉っぱに変化が見られるのも面白いです。

スカッとした晴れの日が恋しいこの頃

8月も残すところ3分の1。ついこの間8月になったように思っているため、時間の流れが非常に早く感じます。

ただ8月の3分の2の期間で茶畑はずいぶんと変化しました。8月の上旬頃は三番茶芽が生長している真っ只中、約3枚ほど葉が開いた状態でしたが葉っぱや芽はまだまだ大きくなる段階でしたね。

 

しかし、この頃の三番茶芽は芽の大きさも葉の大きさもすでに最大まで大きくなり、黄緑色から濃い緑色の成熟した状態へと変化しています。8月末頃から9月の頭頃になれば成熟しきるでしょうし、その後は四番茶芽が伸び始める事になるでしょう。

一昨年は少雨で高温の8月となりましたが、昨年はお盆とその前後を中心に雨続き。今年は晴れの日もありますが、やや雨や曇りの日が多い傾向にありますね。平年であれば写真のように晴れる日が多いのですが、今年は雲が目立つ日の方が多いです。

 

お茶の場合は雲が多いことによる生育への直接的な影響はないと思いますが、作物によっては今後実りを迎える季節になるため影響が出ないか心配になりますね。