日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

四番茶芽が生育開始

天気予報では晴れマークが出ていたので澄んだ青空が広がることを期待した1日でしたが、相変わらず雲が多い空模様となりました(-_-)

日中に雨は降ることなく時々日差しが射してくる事もありましたが、基本的には雲が空を覆っている状態。気温はそこまで上がりませんでしたが、非常に蒸し暑さを感じる陽気となりました。

 

雨が降らないのは有難いですが、やはりスッキリと晴れて欲しいところ。曇っていたとしても風が吹いてくれれば快適なのですが、風も弱く暑さが堪えます。

正直晴れて猛暑日くらいまで気温が上がってくれた方が楽かもしれません。30℃程度の気温であっても蒸し暑いとしんどく感じますし、ちょっと憂鬱になってしまいますね。

 

気温や天気の面からは季節の変化を感じ取りにくくなっていますが、植物や昆虫の変化からは確実に秋へと向かっている事を感じるこの頃。三番茶芽が充実した畑から徐々に四番茶芽が育ち始めました。

 

秋冬番茶などになる四番茶芽

7月下旬頃から本格的に育ち始めた三番茶芽。約1か月少々経過し、完全に充実した葉へと変化してきています。葉は吸い込まれそうになる濃い緑色へと変化、芽が育ち始めたばかりの生命力を感じる黄緑色ではなくなってきていますね。

そして三番茶芽の先端からまた芽が育ち始めています。これは四番茶芽。収穫すれば秋冬番茶などになる芽になります。また四番茶芽が育っている最中に秋のナラシ作業を行いその後は越冬・休眠へと移るため、今年最後に伸びる芽でもあります。

 

ちなみに三番茶芽は収穫していないため三番茶芽が再び伸び始めた…という様な見方も出来ますが、別の芽としてカウントするようにしています。

 

と言うのも、お茶の芽は絶えず上へ伸び続ける訳では無いのです。

ある程度葉を開くと一旦上へと伸びる生長がストップしたり非常にゆっくりになります。そして開いた葉が充実して来ると再び先端から芽を伸ばし始めるのです。見た目的には伸び続けているように見えるのですが、実は伸びたり止まったりを繰り返しているのです。

 

三番茶芽が成熟したところから四番茶芽の生育が始まるため、四番茶芽の生育には大きなバラつきが出来ます。畑を見たところ最近生長が始まったばかりの様ですし、茶畑が新しい芽でやや黄緑色に見えるようになるはもう少し先の事になりそうです。