日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

四番茶芽生育中の茶畑

こんばんは。

今日は午前中に草取りと草刈りを実施。雨の後だったので、長靴と合羽(下)をはいての作業を行いましたがこれがなかなか堪えました。そのため、午後は少し休むことに…。

カラッと晴れてくれれば作業しやすいのですが天候的に仕方がありませんね。

 

なお服装は通気性が悪いので、気温が低くともかなり汗をかき熱中症などのリスクが上がります。今日は最高気温が手元の温度計で30℃と少し涼しさを感じるくらいの気温ではありましたが「このままだとちょっとヤバいかな」と感じましたね。

 

朝晩はずいぶん涼しくなりましたが、まだ日中は気温が上がりますし熱中症などのリスクも高いでしょう。もうしばらく注意する必要のある季節が続きそうです。

 

四番茶芽生育中

9月もすでに三分の一が終わり中盤に突入しました。現在進めているのは草刈りや草取りなど草にかかわる作業ですが、20日ごろからはチャノキの枝葉を刈る作業が始まります。

 

大まかな予定としては20日過ぎからチャノキとチャノキの間である畝間部分の枝葉をカットする「裾刈り作業」を始め、25日以降(今年は暑いので少し遅らせる可能性も?)に秋のナラシ作業を開始します。

 

生産者によっては刈り落としではなく秋冬番茶として収穫・製造するパターンもありますが、上河内地区では刈り落としをしているところです。

ただ収穫をしなくとも四番茶芽は伸びてきます!

三番茶芽を生長させっぱなしにしているため、三番茶芽の充実が生育開始の起点となる四番茶芽の生育にばらつきがありますが、遠目で見た時に茶畑が黄緑色に見えるほどには育ってきています。

刈り落とし開始まで二週間以上の時間があるため、秋のナラシを開始するときにはもっと四番茶芽が伸びてきているでしょう。

 

昨年はあまり番茶芽の生育が良くなく、一番茶の収穫量も少なめでした。

両者に因果関係があるのかはっきりわかりませんが、少なくとも葉の層が少なければ四番茶芽の生育はもちろん翌年の一番茶芽の生育にも影響が出ます。

 

三番茶芽の代わりに四番茶芽が伸びてきているような見た目であればチャノキの状態があまり良くないと考えることが出来ます。今年は三番茶芽によって作られた葉層がちゃんとあるので、チャノキの状態は決して悪くは無いのではと思っていますが、こればかりは来年の一番茶がどのように伸びるかを見ないと判断できないですね。