日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

伸び始めた三番茶芽

こんばんは。

今日も猛暑日越えの気温となり暑さの洗礼を受けた一日となりました。気温の数字的には昨日よりも1℃低かったですが、若干蒸し暑さが強く夕食時になってもダラダラと汗をかくような状態でしたね。

 

空調服を着て出来る作業であれば多少気温が上がっても快適に行うことが出来るのですが、石灰資材の施用ではリュックサックタイプの道具を使って施していくため空調服の利用が出来ません。

気温が高い状況下での体を大きく動かす作業であり、ほかの作業と比べて熱中症のリスクがより高まるのは確実でしょう。普段より気を付けて作業を行いたいと思います。

 

伸び始めた三番茶芽

6月末頃から始めた浅刈り作業。早く作業を行った畑では、実施から3週間ほど経過しております。

浅刈り作業はやや深い位置で刈り落としを行うため、通常のナラシ作業時より芽が伸び始めるまでに時間が必要になるのですが早い畑では若干黄緑色になってきていますね。

上の写真の畑は比較的生育が早い場所になります。正確に言えば浅刈り作業を早く行った畑になりますが。

 

大半の畑では芽が膨らんできた、萌芽し始めた程度の生育段階となっていますが、三番茶芽の生育が本格的に始まったことに変わりありません。

三番茶芽はしっかりと育て、翌年の一番茶の芽が育つ土台とします。生育が良ければ翌年の一番茶も良いものとなる可能性が高まるのですが、生育が悪いとその後どのような手入れをしても完全には挽回できません。

 

一番茶の出来は、前年の三番茶芽(夏から秋)にかけての生育で決まると言って良いほど重要なものになるのです!

 

今後は暑さ厳しくなる時期になりますが、三番茶芽がしっかりと育っていけるように丁寧な手入れを心掛けていきたいと思います。