日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

立春です

おはようございます。

 

今日は二十四節気の一つ

立春」ですね。

 

暦の上では今日から春!

寒さはありますが、

梅の花が膨らんできたりと

春を感じられる事もあります。

 

しかし今朝は霜がびっしりと・・・。

 

昨夜は風もなく天気もよかったため

放射冷却によって冷えたのでしょう。

 

昨日は節分でしたが

昨日は節分。

スーパーやコンビニでは

恵方巻きがたくさん販売されていました。

 

恵方巻きは皆さん食べたのでしょうか?

 

ちなみに家では食べていません。

というのも、

恵方巻きを食べる文化がないからです。

 

しかし、コンビニでの販売などにより

徐々に恵方巻きの文化が浸透してきたと

感じています。

 

いつかは食べるように

なるのかもしれません。

 

私の家で行う節分の行事は主に二つ。

 

一つは豆まき。

もう一つは柊鰯です。

 

豆まき

豆まきと言えば

「鬼は~外、福は~うち」

という声や鬼のお面。

 

保育園に通っていた頃には

節分になると鬼に向かって

豆をまく、といったような

行事があったような記憶があります。

 

今では鬼は登場しませんが

豆まきだけは欠かさず行っています。

 

家の一番奥の部屋から順番に

外へ向かって「鬼は~外」

神棚の方に向かって「福は~うち」

 

家の一番奥からやることで

鬼(災い)を追い出すことが出来る

と祖母から教えてもらいました。

 

最後は玄関に豆をまき

完全に追い出します。

 

 

一合枡に買ってきた福豆を移し替え

豆まきを行いました。

 

最近では数粒ずつ小袋に

入った福豆もありますね!

片付けが楽なので便利ですね。

 

柊鰯(ひいらぎいわし)

柊鰯は鬼が家に入ってこないように

するための門番のような物です。

 

焼いた鰯の頭からは

何とも言えない独特のにおいがします。

このにおいを鬼が嫌うため

家から遠ざかっていくそうです。

 

柊は鬼の目を刺すという役割があるそうです。

 

あのトゲトゲした葉で目を刺されたら

とても痛いことでしょう。

 

一般的な柊鰯はこの様な物だと思います。

 

しかし私の住んでいる地区では

柊の葉は使いません!!

 

代わりに香花を使います。

それがこの写真です。

 

 

鰯の頭を香花の葉でくるみ

焼いてから戸口に飾ります。

 

どちらもにおいが強い物なので

それを鬼が嫌うのでしょう。

 

玄関だけでなく勝手口など

家の全ての出入り口に

飾っていきます。

 

倉庫や駐車場などにも

きちんと飾っていきます。

 

ちなみに香花ですが

シキミやシキビと読むのが

一般的なのでしょう。

 

しかし、少なくとも上河内地区では

このように言うことはないです。

 

「ハナンバ」と言ってます。

方言みたいなものなのでしょうか。

 

ずっとハナンバと言ってきたので

シキミ・シキビと言うのが一般的だと

知ったのはごく最近のことです。

 

ハナンバは家庭菜園の畑にも

挿しておきます。

 

 

祖母に理由を聞いても

よく分からないと言うことでした。

 

しかし、昔から続く行事には

しっかりと由来があるものだと思います。

 

このような行事はしっかりと受け継いで

行きたいと思っています。