日々お茶暮らし

お茶で有名な川根地域でお茶づくりをしている茶農家のブログです

一番茶収穫後にまく肥料

おはようございます!

上河内地区では本日26日、本格的な新茶シーズンに突入する前の初摘みを行います!

 

この日がやって来ると、

「新茶シーズンにいよいよ入るんだ!!」

とワクワクした気持ちと、ちょっとした緊張感を抱えるようになりますね。

 

改めて、今年も良いお茶を作りお届けしていけるように頑張っていきたいと思います!

 

一番茶後にまく肥料

まだ一番茶の収穫が始まっていない段階ではありますが、一番茶の収穫後にまく肥料が先日届きました!

お茶は新芽や葉っぱを収穫する作物です。

本来であれば光合成を行い栄養分を作り出す場所を収穫してしまうため、お茶の木自身への負担が大きいと言えるでしょう。

 

私自身は出産と同じようなものであると思っています!

産後ケアも重要なように、お茶の樹も収穫後にしっかりと手入れをしてあげないと完全に疲弊してしまうのです。

 

疲弊してしまうとその後に伸びる芽を伸ばしにくくなったり、病害虫の被害に遭いやすくなってしまいますね…。

お茶の樹のことを考えると、収穫後の手入れを速やかに確実に行うことが重要となるのです。

そこで一番茶の収穫後には、苦土入りの化成肥料を施します!

速やかに、確実に効果が出て欲しいので、早く効果が出始める化成肥料を施します(^^)/

(今回の肥料は有機質も少し含まれています)

 

また化成肥料は、お茶の生育に必要な栄養分・不足している栄養分をピンポイントで補うことが出来るため、その点も大きなメリットとなりますね!

 

二番茶の生育中から収穫後まで…

一番茶の収穫後にまく肥料は、二番茶の生育中から収穫後にかけて効果が出るように施す物になります。

 

特に一番茶の収穫直後と二番茶の生育初期は栄養分(肥料)が不足すると樹が弱ってしまうため、その頃に効果のピークがやって来るように施すのです(^^♪

 

そのため一番茶後の肥料まきは、一番茶の収穫を終えると真っ先に行う作業になりますね!

 

ちなみに3月の末に『芽出し肥』を施していますが、その肥料の効果はそろそろ低下してくる頃になります。

緩効性の肥料を選択しているので全く効果がなくなるわけではありませんが、すでにピークは過ぎている頃になりますね…。

 

そのため、一番茶の収穫後に改めて肥料を施すことにしているのです。

 

こまめに肥料をまくメリット

一度に沢山の肥料をまけば作業の回数を減らすことが出来ますが、そのような方法は土壌にとっても、お茶の樹にとっても、周辺環境にとっても悪いことがあります…。

 

一度に沢山肥料をまいてしまうと作業の回数は減らせますが、お茶の樹が肥料を吸収できず流亡(畑の外へ肥料が溶け出てしまうこと、周辺環境に悪影響を及ぼす可能性あり)することがあります。

 

また肥料の濃度が濃すぎると、お茶の樹の根っこがダメージを受けることがあり、根っこが死んでしまったり、肥料をまいたのに肥料をあまり吸収出来なくなってしまうのです。

 

さらに、化成肥料でも有機質肥料でも、一度に沢山の肥料をまくと土の中にいる微生物たちへの負担も高まります。

 

土壌(土)のためにも、お茶の樹自身のためにも、周辺環境の保全のためにも、少量ずつこまめに肥料を施すことが重要になるのです!

 

一番茶の収穫後はかなり作業が立て込む時期になるのですが、良い土・良いお茶づくり、環境保全の観点から一度にまとめて肥料を施さず、分けてまくようにしています(^^)/