いよいよ明日は12月30日。
年末感も日に日に増してきていますね。
テレビの番組も年末年始の特番となり、テレビの放送内容からも年末らしさを感じます!
12月は1年が終わりに向かう1か月間となりますが、お茶づくりも冬や年越しへ向けたもの、2021年の準備などが中心となります(^^)/
今回は12月に行ったお茶づくりについてまとめていきます。
資材の発注
12月は2021年に使用する資材の発注を済ませてしまう時期になります。
12月上旬頃に肥料設計などを決定して注文も済ませてしまいますね!
上河内地区では茶畑は個々の農家が管理していますが、お茶への加工は共同のお茶工場で行う「共同製茶」という形態でお茶づくりを行っています。
ただこのような形態でお茶を作る場合は、茶農家の生産技術のばらつきが品質低下につながってしまうのです。
そのため品質の良いお茶を作るためには、品質が高く品質のろそった生葉を作る事が重要となりますね。
作業を行う時期はほとんど同じ時期に合わせて行うようにしていますし、使用する資材も同じものを使用するのです!
共同製茶の形態でお茶を作っている生産者は各地にありますが、肥料の設計なども独自に決めている事が多いですね。
もちろん川根町上河内地区でも、地区全体で共通の肥料設計を選択するようにしています(^^)/
そのため12月には会合を行い上河内地区独自の肥料設計を作り、その設計に基づき肥料を施していく事になるのです。
今年の設計を少し変えたものを決定(2021年の生産資材の発注と変更点)
すでにたくさんの費用が掛かることが決定する瞬間ではありますが、良いお茶を作るためにお金をかけるべき所にはしっかりとかけてお茶づくりをしていきたいと思います。
冬の一大作業「敷き草」
冬の一大作業となるのが敷き草作業です。
9月に刈った草をそのまま放置。
カラカラに乾いてから集めて、茶畑に敷いていく作業になりますね!
お茶の木を寒さや乾燥から守ったり、有機物を補給する目的などで行われます。
今年は行う時期が少し遅くなってしまいましたが、先日無事に終えることが出来た所です(^^;)
最後に…
先日まで行っていた敷き草作業が終わった事により2020年のお茶づくりも仕事納めに…。
今年は7月の大雨&長雨による多湿な環境続き、対して8月は記録的な高温と雨不足となったことが記憶に強く残っています。
気温が高すぎてしまうことと雨が少ないことはお茶の木の生育に大きく影響しますし、逆に雨が続くなどして多湿な環境が続いてしまうと病気が発生しやすくなってしまいます(>_<)
7月は病気が発生しやすい日々が続き、その後は生育に直接悪影響が出そうな高温と少雨になってしまったのです。
しかし、そのような状況が続いても充実したお茶の枝葉が育ってくれました。
もちろん適切に防除作業を行うなど人の手によるお世話も極めて重要になりましたが、結果として大きな影響が出なかったことにひと安心しています(^^;)
来年の新茶も良いものが作れるように、年明け以降も丁寧にお茶の木のお世話をしていきたいと思います!