11月も今日で終わりに…明日からは12月が始まりますね。
2020年も残り1か月になった事から今年もあっという間に時間が過ぎたことを感じています(^^;)
ただ、まだ残り1か月はありますね!
残りの1か月間も一日一日を大切にしながら過ごしていきたいと思います。
11月のお茶づくり
10月まではナラシ作業や化粧刈り作業、病気の防除など行う必要のある作業が立て込んでいました。
対して11月からはかなり余裕を持てるようになります!
お茶の樹は気温の低下と共に休眠に入っていくため、基本的に冬に行う手入れも減少していきますね。
そのため余裕を持てる時期になるのです。
ただし、全く農作業が無い訳ではありません。
草取りなどは時々行いますし、9月に刈ったススキなどを集めて畑に敷いていく作業なども行われます。
晩秋から冬にかけて行う草取りは種が地面に落ちるのを防止。
翌年以降に伸びて来る草を減らすことにも繋がる作業にもなります。
獣害などを受ける事もあるため見回りも欠かせませんね…。
冬になるとニホンジカやイノシシなどによる被害も増えやすくなってしまうため、こまめに見回りを行い被害を受けた部分の手入れを行う必要もあったりします。
また2021年のお茶づくりで使用する資材を決定し注文をするのもこの季節に行うものです!
肥料は上河内地区の特性や目標としているお茶づくりに合わせて、地区全体で専用の設計を作り施すようにしています。
肥料設計を決める会合も11月下旬までに行われ、2021年中に使用する肥料の計画を決定することになりますね。
また農薬は
・人にとっての安全性が高いこと
・周辺環境へ対して影響が少ないこと
・天敵や昆虫に対して優しいこと
・分解が早いこと(残留しにくいこと)
などを考慮。
徹底的に調べ上げたうえで使用する農薬を決定しています。
2021年に使用する農薬は3か月ほど前から少しずつ調べ始めているので、使用する資材の中で最も時間をかけて選ぶものになるかもしれませんね…。
細々とした作業が中心となりますが、どれも決して蔑ろに出来るものではありません。
特に2021年に使用する資材は来年のお茶だけでなく2022年以降のお茶の出来や生育にも影響してくるため、しっかりと考えたうえで注文する必要もあります。
来年の茶畑の環境に直結する作業を行い、来年だけでなく再来年にも影響する判断を行う重要な時期になるのです。