おはようございます。
川根町上河内地区では昨日のお昼頃から雨が降り出しました。今日は1日雨予報ですし、激しく降るようなので室内での作業を少ししつつ休みも取りたいと思います。
今年は二番茶[までの期間に雨が多く降りそうです。
週間天気予報を見ても雨や曇りの日が目立ちますね。
そのような高湿度な環境ではカビが繁殖しやすくなってしまいます。
植物が感染する病気のほとんども「カビ」由来のものが多いため、雨が多いと病気が出やすくなってしまうのです。
そのため今年の裾刈りは、風通しを少しでも良くするためしっかりと行いました(^^)/
風通しを良くして病害虫予防
裾刈りは、お茶の木と木の間の枝葉を刈り落とし歩きやすくするのが主な目的ですが、
病害虫の対策にも繋がる作業となります。
裾刈りをしないと枝葉が徐々に伸び、畝間部分は暗く湿った状態となります。
写真の畑は裾部の芽がまだ生長しきっていない段階なので余裕があるように見えますが、あと1週間もすると完全に塞がったような状態となるでしょう。
もちろん、写真の状態でも少し風通しが悪くなっています。
しかし、裾刈りを行うと少しスッキリとした見た目になりますね!
風通しが少し良くなるため病気の発生を抑えることにも少しは繋がりますし、病気になりやすい部分の葉を刈り落とすため伝染源となる場所を減らす事にもなります。
また裾部分はダニなどの害虫が生息しやすい場所にもなります。
他の作業にも当てはまりますが、裾刈りは耕種的防除の一面もあるのです。
ちなみに今回のような激しく降る雨であれば、病気の伝染はそれほど心配は無いと思います。
というのも、雨で菌が広がりますが雨量が多いと上手く付着できずに洗い流されるからです。
そのため、弱い雨が降り続く様な天気であったり、雨が降った後なかなか乾かなかったり…
朝露など葉がしっとりと濡れている状態が続くと病気が出やすくなってしまいますね。
今年も梅雨のシーズンが近付いて来ていますし、病気の発生には気を付けながらお茶の木の手入れを進めたいと思います。