日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

品種による枝ぶりの違い 同じ畝の中に違う品種が…

久しぶりの雨。しばらくの間晴天で気温が高い日が続いていたので、今回の雨は非常に有り難く感じます。土を十分に湿らせるほどの雨量はありそうなので農業的な面でも有難く、気温も低く過ごしやすい事から生活面でも有難く思います。

 

とはいえ、今後はしばらくの間雨が続きそうな予報となっていますね。晴れて欲しいと思う日も出てくる事でしょう。が、空梅雨気味だったのでほどほどの雨量で降って欲しいものです。

 

枝ぶりの違い

昨日で終了した浅刈り作業。最終日となった昨日は谷底にある茶園で主に作業しましたが、こちらの畑は色々と面白い点があります。

 

今回はその1つをご紹介します!

下の写真ですが、何か変な点があるのが分かるでしょうか?

少し分かりにくいですが、真ん中を境にして枝ぶりが違っています。

 

それぞれを少しアップします。まず右半分はこのような状態。

そして左半分はこのような状態となっています。

右側は枝数が多くゴチャゴチャした様子。左側は右側と比べると少し枝が少なく、葉っぱにも隙間がありますね。

 

芽が伸びている時の方が違いがわかりやすいのですが、浅刈り作業後に撮影したため少し分かりにくいです。ですが微妙に違っている事は分かると思います。

※芽が伸びる季節になったらその写真も投稿したいと思います。

 

実はこれ、同じ畝の中で途中からお茶の木の品種が変わっているです(^^)/

右側はさやまかおりという品種。左側はやぶきたになります。

 

さやまかおりは「やぶきた」よりも枝数が多くなる特徴があります。同じ面積であっても伸びる芽の数が多くなるのです。また葉っぱも横へぴらっと開くのではなく、立ったような姿となりますね。

 

そのため、浅刈りをした後であっても右と左で枝ぶりに違いが出るのです。

同じお茶の木。他の作物よりも品種による違いが分かりにくい傾向にありますが、細部に違いがあるため面白いです。

 

ちなみにさやまかおりおくひかりは特徴的な見た目をしているため、お茶のことにあまり詳しくない方でも違う品種なのが分かるでしょう。それほど、見た目にも違いが表れているのです。

 

最後に

こちらの畑は長らく貸していた畑なので、同じ畝の中で品種が異なっている理由は分かりません。また特に支障があるようなものでもありませんので、問題は無いかなと思っています。

 

逆に品種の違いを観察しやすい状態となっているため面白いかな…と思っているほどです(^^♪