日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

春の雨と徐々に青くなる茶畑

こんばんは。

昨日から降り始めた雨ですが、今日はそこそこまとまった雨量となっています。川の水もこの時期にしては珍しいくらい増えていますね。

 

前年の台風の影響により川にはまだ土砂が堆積しています。

そのため以前までであればそれほど濁る事が無かった水量であっても、濃い茶色の水が流れていますね。やはり台風前の状態に戻るまでにはかなりの時間がかかりそうです。

 

そんな春の雨ですが、本日1日ぶりに茶畑の方へ出掛けるとずいぶん青々としてきたような印象を受けました!

 

青くなる茶畑

お茶の芽が萌芽する前は濃い緑色をしている茶畑ですが、萌芽を済ませ少しずつ芽が大きくなると遠目で見ても畑が青々としてくるのが分かります!

今現在の上河内地区の茶畑はようやく全ての畑で萌芽が終わったくらいなのですが、生育が早い畑ではだいぶ芽が膨らんで来ているため、遠目で見た時の色合いが変わってきましたね。

雨なので少し分かりにくいですが黄緑色がかってきた茶畑が目立ってきています。

なお、うちで管理している畑は少し遅めです。他の方の畑よりも、まだ緑色が濃い状態となっています。

 

ただし、早生品種の「おおいわせ」の畑を除いてです!

「おおいわせ」の芽は順調に生長が進んでいるため、区画がはっきと分かるほど色合いに変化が見られるようになりました。

 

芽が育つ前の状態だと緑色がほぼ同じなので、遠目で見るとどこが境なのか分かりません。しかし一番茶シーズンは芽の育つ早さの違いから、区画がはっきりと分かるようになりますね(^^♪

 

ただし、毎回これほどはっきりと境が分かる訳ではありません。

霜などの影響を受けて「おおいわせ」の芽の生育が遅くなったりすると、生育の差がそこまで生まれないため色合いの違いも出にくくなります。

今年は順調に生育が進んでいる分、これほどまでにはっきりと色の違いが出ているのでしょう。

 

今回の雨の後、月曜日前後の冷え込みが気になる所ではありますが、全体的に安定した暖かさにはなりそうです。本当に冷え込み次第となりますが、それ以外の条件は申し分なしなので今後も順調に芽が育つのではないかと思います。

 

徐々に青くなる茶畑。

目に見える生育の変化を楽しみながら、一番茶シーズンを迎えるための準備を進めて行きたいと思います。