日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

早生品種「おおいわせ」と晩生品種「おくひかり」の生育の違い

こんばんは。

4月頭の雨以降、暖かく天気が良い日が続いていますが、ここ3日ほどは暖かいを通り越して暑いと感じるほどの陽気となっています。

 

半袖でも十分に過ごせる気温ですし、日差しが強いため日焼けもします。

今後は屋外で作業する時間が長くなりますし、季節柄気温がどんどん上がっていくので、汗をかけるようにしたり太陽の光を浴びて日差しに慣れるようにするなど、気温や季節に対して体の準備を整えて行きたいと思います。

 

なお昨日は半日ほど半袖で屋外にいましたが、しっかり日に焼けてしまいました。日差しが強いので外で活動する際は、日焼けや熱中症にお気を付けください。

 

早生の畑と晩生の畑

「おおいわせ」は早生に分類されれるお茶の品種の1つです。

うちの畑の中で最も早い時期に萌芽し、その後も一回り二回り早く生育していきます。

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この頃の暖かさもあってすでに葉が2枚ほど開きました。

そして3枚目の葉っぱも開きつつあります。芽の長さ(芽長)もずいぶん大きくなりましたね!

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遠目で見ても黄緑色になりました。

明日からは雨も降りそうな一方で、気温はそこまで下がらず冷え込みは穏やかになりそうです。

 

そうなるとさらに芽が大きく育ってくれるのではないかと思います。

 

その一方で晩生品種の「おくひかり」はようやく萌芽が始まった状態です。

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だいぶ芽は膨らんで来ていますが、萌芽している物の数はまだ少ないです。

2週間ほど前の「やぶきた」の畑を見ているような感覚になります。

 

また早生品種の「おおいわせ」と比べると芽の状態は一目瞭然で違いますね(゚д゚)!

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茶畑も濃い緑色のままで新芽が伸びてきている感じはあまりしません。

 

収穫も一番茶シーズン終盤。最終日の一番最後に行うのが恒例です。

 

雨に期待

早生や晩生の分類は「やぶきた」を基準に決められます。

やぶきたの畑は「おおいわせ」と「おくひかり」の中間くらいの状態ですね。ただし、同じ品種であっても標高差や地形など僅かな違いにより生育状況に違いが生まれています。

 

どの品種であっても暖かくなり適度な雨が降るとしっかりと芽を伸ばすようになります。

今年は4月の頭に雨が降り、明日からもしっかり雨が降りそうなので、茶の木の生育にとってはかなり良い条件となるでしょう。

 

気温が高くても雨が少なければ芽が伸びにくくなるため、明日からの雨にも期待したいと思います(^^)/