日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

深刈り園のナラシ作業

こんばんは。

今日は数日ぶりに最高気温が猛暑日を突破。今年2回目の35℃越えの一日となりました。

 

屋内にいても汗をかくような気温であり今までの暑さとは少し違った印象を受けました。

ただ日中暑くなるのは当然なので対応できるのですが、夕方から夜にかけての暑さに関しては結構堪えます。そのため、日が暮れるとともに気温がガクンと下がってくれるとありがたいですね。

なお昨日は地区のお祭り「祇園祭」がありました。

お祭りといっても、神社にお参りに行き提灯に火をともしてもらって帰ってくる簡単なものではありますが、毎年祇園祭が開催される頃になると夏本番がやってきたなという感覚になります。

 

深刈り園のナラシ

本日は5月中旬に深刈りをした畑のナラシ作業を行いました。

もともと土曜日に行う予定でいたのですが午前中に思ったより雨が続いていたこと、そこまで急ぎで行う必要のある作業ではないこともあり一日遅らせて本日の実施です。

今年は深刈り園の芽伸びが良いこともあり、芽数を増やし病害虫の被害を低減させることを狙って、いったん伸びた芽の刈り落としを行う判断をしました。

 

写真の状態ではかなり芽が伸びてきているように感じます。実際、上への伸びは良いのですが芽数は少なめです。刈るとスカスカの状態であり、翌年春に伸びる芽の数も少なくなってしまいます。

 

また通気性が悪くなったりすることで、内部の方の葉で気が付かないうちに病気が多発していることもありますね。

実際、刈り落とし作業を行っていると病気が出ている葉っぱも少し見られました。

 

しかし刈り落としをすると、上へ伸びる芽の生育がいったん止まり新しい芽を伸ばし始めるため少し芽数が増える傾向にあります。また繁茂状態がいったん解消されるため、通気性が良くなり病害虫の対策にもつながりますね。

刈り落としをした後の畑はやはりすっきりとした雰囲気になります。

それなりの葉の量も確保できているため、病害虫の被害を受けなければ今後の生育も良いものとなりそうです。

深刈りした畑はちょうど梅雨時期に芽が再生してくるため、年によっては病気が多発し見るに堪えない状態となってしまうこともあります。

ですが今年は良い状態で推移していますし、今後もこの状態を維持していけるように頑張っていきたいですね。