日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

葦の再生を目指して

こんばんは。

今日は気温はそれほど上がりませんでしたが、かなり蒸し暑い1日となりました。雨も断続的に降るものではなく降ったり止んだり、そして降る時は激しい雨となることもある空模様でした。

 

葦の再生

昨年の台風15号による大雨で川の様子は大きく変わっています。特にカーブを中心とした川岸は水流により削られ以前までの姿とは大きく違ったものとなったのです。

写真の場所は護岸工事をしてあるので削られることはありませんでしたが、大きめの石がゴロゴロとあり葦がたくさん生えていました。ですが石や葦が流されてしまい今では少し砂利が堆積した水の主要な流れ道となりました。

護岸が途切れた向こうに岩肌が見えていますが、こちらにも砂利っぽい土が堆積してたので、その部分もごっそり流されてしまいましたね。

 

川の様子が一変したのですが葦のある環境は生物にとっても良い点がありますし、川岸の補強にもなるでしょう。また葦を刈ることで農業に利用することも可能です。

そこで何とか葦が繁茂していた状態を再生できないかと思い、何とか生き残った葦から伸びた地下茎を植え付けてみることにしました!

 

消失する前は石がゴロゴロとしていたので根付きやすかったかと思いますが、今では水が勢いよく流れている状態。この状態では根付くのは難しいと思われるため、いくつか伸びていた地下茎のうち流されていた物を切ってほかの場所へ植え付けてみました。

初めてのことなので正直うまくいくかは一切分かりません。ですがお金がかかるわけではなく、少し手間をかけるだけで挑戦できるものであるため取り合えずでやってみることにしたのです。

 

今の川は見た目的にはすっきりしていますが、再び葦などが繁茂した以前の状態に戻せるように少し気をかけていければな…と思っています。

 

なお少し前まではススキだけでなく葦も刈って畑に入れていました。運び出すのが大変なのでここ数年間は行ってなかったのですが、葦が繁茂するようになれば様子を見て再び利用の方もしていきたいですね。