日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

気が付かないうちに集っているかも マダニの話

注意

今回はマダニの注意を呼び掛ける投稿になります。主にマダニが服へ集っているような画像を投稿するため、このような画像が苦手な方は閲覧を控えるようにお願いいたします。

 

なおマダニに関する感染症などに関しては今回は取り扱いません。

気が付かないうちに服についているかもしれない…という危険性を認識してもらうための記事とさせて頂きたいと思います。

 

最近は草刈り作業を進めていましたが、草場という事でマダニとの遭遇リスクはグンと高まります。さらに近年シカを中心に生息頭数が爆発的に増加。マダニを媒介するため、よりマダニと遭遇する可能性は高まっているでしょう。

私自身も数年前までは何年かに一度マダニに喰われる程度でしたが、今では少なくとも年に2~3回は噛まれています。対策を強化したうえでの被害増加なので、マダニと遭遇することが増えたことが噛まれる回数が増えたことの主な原因になるでしょう。

 

今回の草刈りでもシカなどの痕跡がある場所で作業をした後には、ズボンを中心に5頭ほどのマダニがいるのを確認できました。

上の写真のマダニは小さいですが、今回遭遇した個体の中ではまだ認識しやすい方です。こちらは地下足袋にいたマダニになりますが、指の先辺りにマダニがいるのが分かると思います。

 

そしてまた別の個体の画像を…。

こちらにもマダニが写っているのですが見つけられるでしょうか。

こちらも親指の先にあるホコリのようなゴミのような非常に小さな点がマダニになります。今回遭遇したマダニの中では最も小さい個体であったと思います。意識して確認していなければ見落としていたでしょうし、見つけられなかったマダニもいそうですね。

 

これほど小さいマダニですが噛まれると痛痒いようなかゆみが長い期間続きますし、感染症のリスクもあります。病原菌・ウイルスを媒介しているマダニは限定的ですし、噛まれたからと言って必ず発症するわけでもありません。

そのため確率的には感染症になる可能性は低いですが、それでも致死率が高い病気もあるため不安になるのは仕方ありませんし、痒みが続いたりもするので病気云々を抜きにしても噛まれないのが一番です。

このようにマダニは非常に小さく、知らず知らずのうちに服に集ってきていることがあります。シカなどの生息域の拡大、生息頭数の増加によりマダニと遭遇するリスクも高まってきているので、各々外に出る時には注意をしてください。

 

私は外作業を行う時はズボンの裾は靴下の中に入れ侵入経路を減らしたり、お茶の収穫期および収穫前の時期を除いて虫よけスプレーなどの使用もしています。また外作業で着ていた服は帰宅後すぐに脱ぎ新しい物へ着替えることも当たり前といえば当たり前ですがマダニに対しての効果もあります。

 

それでも噛まれたり服に集ってきているので、これさえやっておけば安心できる対策はありません。様々な対策を行いマダニに喰われる可能性を減らすことが重要だと思います。