日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

まとまった雨の一日

こんばんは。

今日は朝から雨が降ったり弱くなったり、夕方からは若干雨脚が強くなりました。久しぶりに雨音がしっかりと聞こえる降り方になっているように思います。

 

個人的に車の中や部屋の中で聞く雨音がちょっと好きだったりします。

特に何もせずゆっくりと外の景色を見ていたり読書をする中、雨音だけが響いてくるひとときが地味ながらも好きですね。普段の生活を続けてしまうとそれでは何かしらの音にあふれているので、意図して雨音のみが聞こえてくるようなひとときを作っていくのも良いかなと思った一日になります。

春を待つ植物にとって気温および地温の上昇が生育のスイッチを入れる一番のきっかけになるかと思います。しかし雨も地味に重要ですね。

 

これはお茶の場合になりますが、気温と地温が上がれば芽の生育が進みます。

 

ただ、雨が少なく乾燥傾向にあると葉っぱや芽が小さくなってしまいますね。また品質的にも低下してしまいます。これは土の中にある栄養分を効率よく吸収するためには水が欠かせないためです(成分が水に溶けそれを吸収するため)

 

さらに乾燥傾向にあるとハダニ類が発生しやすくなるともされています。ハダニ類が発生しやすくなることと天敵類の活動が抑えられるため、気象条件によっては多発生してしまう事もあるのです。

 

このように雨は直接的な影響を与えることも、間接的な影響を与えることもある天候であると言えます。気温にばかり目が行きがちですが、個人的には春になり植物が本格的に生育を開始してからは気温以上に雨の降り方の方が気になってくるほどです。

 

最近は雨が降る日がありましたが、今回の雨はそれなりに雨量がありそうなので恵みの雨と言えるかと思います。適度に降ってくれて有難いですね。