日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

肥料を施す前と後で違う「肥料の量」に関する印象

こんばんは。

昨日から浅耕作業を始めようと思いましたが、少し疲れが溜まっていたこともありこの土日はまるまる休みを取ることにしました。リフレッシュ出来たかと言われると微妙な所ではありますが、季節の変わり目という事もあり体調を崩しやすいと思われるため気を付けて過ごしていきたいと思います。

 

なお今週は週の前半は晴れ予報が出ているのでこの間に外作業をしっかりと進め、週の後半からの雨予報の期間では事務作業を中心に進めたいと思っているところです。天候は操作できないので、予報を考慮しつつ時間をより有効に使っていきたいと思います。

 

肥料の「量」の印象

先日春の肥料まき1回目の肥料をまく工程が終了しましたが、この作業をする上で度々思うことがあります。それは、肥料の「量」の印象がまく前とまいている最中や後で大きく違ってくることです。

 

肥料をまく前、肥料袋が積み上げられた状態では、畑の面積がそこそこあることを考慮しても「肥料をたくさんまくなぁ…」というような気持になるのです。また、作業を始めるにあたって「この区画には何袋まく」というのを確認した時もそのような感覚になることがあります。

しかし、肥料をまいている最中やまいた後の地面を見ると正直少なく感じるのです。

作業前はドカッと肥料を入れてしまうのでは・・・と感じてしまうのに対し、実際はパラりと振りかける程度の量である事が印象に違いを生み出しているのだとは思います。

施す肥料の量はチャノキから収穫するである生葉の量や目指す品質や土壌の状態、そして面積考慮して細かく決めています。

そのため作業前の「肥料が多すぎるのでは」という印象ばかりに捕らわれ、この段階で少なくしてしまうと結果として肥料不足に陥ってしまうでしょう。一方、まいている最中や後の「少ないかな」という印象に捕らわれ、多めに施してしまうと余分なコストがかかったり逆に悪い影響が出てしまう可能性が高まります。

 

感覚や印象が決して無用なものだとは言いませんが、時には数字で明確な基準を設けるのも重要だったりします。感覚的なものも数字的なものもそれぞれに良い点があるので、どちらも上手く活用していく事を心掛けたいものです。