日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

春の肥料まき2回目開始

こんばんは。

今日はここ最近で比較すると気温が下がり、風も強かったことから若干寒い一日となりました。ただ、個人的には気温が下がったことよりも空気が乾燥していることがちょっと辛かったですね。

 

少なくとも明日までは少し気温が低下しそうな予報が出ていますが、その後雨が続く段階となるとまた若干気温があがりそうなので植物の生育も確実に進んでいきそうな印象を受けます。

 

春の肥料まき2回目

そんな本日から春の肥料まき2回目を開始しました。

まとめた方が回数が減り楽にはなるのですが、茶の生育や土壌にとってはメリットよりもデメリットの方が大きいため回数を分けて行っています。

今回は菜種粕を主体とした配合肥料。菜種粕特有のちょっと甘いようなにおい、しっとりとした質感のある肥料です。菜種粕を施すとお茶の香りが良くなる傾向があるとされているため、茶の栽培では良く使用される資材になるかと思います。

 

ただ春の肥料まき(秋の肥料まきもですが)は、お茶の品質向上などの目的もあるにはあるのですが、どちらかというと年単位の土づくり的な目的の方を主目的に行っているものです。有機系の肥料なので効果は長い期間じっくりと続きますし、刈り落とした枝葉の分解に必要な微生物たちのごはんにもなりますね。

肥料の持つ直接的な効果だけでなく、その他にも色々なメリットがあり、さらにそのメリットが長期間続くことが大きな特徴になるでしょう。ただし一回やっただけで劇的に変わるわけでは無いため、ある程度継続して行う必要はあると思っています。

 

来週は週の中頃に雨が続きそうな予報が出ているところです。

そのため前回のように肥料をまく工程がすべて終わってから土と混ぜ合わせる工程(浅耕作業)に移るのではなく、ある程度肥料をまいたら浅耕作業を行い雨による流亡を防ぎたいと思います。

 

雨前に全ての工程を終えることが出来れば、前回のような形でも良いのかもしれませんが今回に関しては他にも用事があったりして雨前に作業を終えることは不可能。雨前に面積の半分以上を終え、雨の後に残りを行うことを目標に取り組みたいと思います。