日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

春の肥料まき 1回目を開始しました

こんばんは。

一月の終わりごろは比較的晴れている事が多かったですが、今週は少し雲が目立つ空模様となっています。今日も朝から夕方まで明るいくもり空…と言った感じであり、空模様だけで見れば梅雨のように思ってしまいました。

ただ、曇っている事により朝の冷え込みは穏やかになりました。久しぶりに0℃を上回りましたね。また雲が出ている時は風も穏やかな事が多く、外作業を行いやすい1日となってくれました。

 

晴れてくれた方が気分的には良いですが、肥料まきは風があると細かいのが舞ってしまい大変。という事で、風が穏やかな方が有難かったりしますね。

 

春の肥料まき

今日からいよいよ春の管理作業開始。

先日春の肥料まき一回目で使用する肥料を届けてもらい、本日から肥料まきを開始しました。

秋の肥料まきそして春の肥料まき1回目と2回目では、菜種粕などを主体とした配合肥料を使用。肥料分の補給になりますが含まれる成分量はそこまで多くないため、どちらかと言うと”土づくり”の意味合いが強いかなと思います。

数か月では無く、1年や2年という長期的な生育を支えるための作業になるのです。

お茶の場合、本来であれば光合成を行い生育を支える器官を収穫で奪ってしまう事になります。また果実(果物、トマトやナスのような実の野菜)のように食べられることを前提とした部位でもないため、畑外へ栄養分が持ち出される傾向にあると言えるでしょう。

 

そのため、適度な範囲で肥料を施す事は必要かと思っています。

生産性を高めるため…と言うよりも「頂いた分を返す」というイメージです。

 

秋や春の肥料まきは、各肥料まきの中でも基礎的な部分。そのため土づくりと肥料などの施肥管理の分野では最も重視するものになりますし、丁寧に取り組む事を心掛けています。