上河内地区における2024年一番茶シーズンは明日12日(日曜日)に終了することとなりました。残り一日やや天気が心配ですが無事に終えることが出来るよう、気を付けつつお茶づくりを進めていきたいと思います。
幼木園ということで、収穫ができるようになってから株が大きくなっているので収穫量が増えてきつつありますが、今年は想像していた以上に採ることが出来ました。
面積は約1,320㎡、そして収穫量は約600㎏。
10a(約一反)当たりの収穫量で考えると450㎏/反となります。なかなかの収穫量です。うちでは目標の収穫量を450㎏以上/反としているので、成園となった畑の目標収量と遜色ありません。
なお400㎏/反を下回るようだと木に何らかの影響があったと判断しています。
品質が良い芽は健全なチャノキから育ちますが、健全であれば一つ一つの芽が重くなったり数が出るため自然と収穫量が増えます。人為的なものとして、収穫時期や収穫する高さによって収量が変化する事もありますが、収量が少ないことが必ずしも品質が良いと言えるわけでは無いのです。
例えば病気の被害があったりしてあまり健全ではない状態となってしまっていると自然と収穫量も減ってしまいます。また、霜などの気象災害を受けた可能性もありますね。
収穫量と品質の関連性に関しては様々なケースが考えられるため一概には言えませんが、収穫量は明確な数字にすることが可能でありさらに比較できる情報になるため、チャノキの状態を判断する指標の一つとして重視するようにしています。