日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

3日連続の霧の朝

おはようございます。

川根町上河内地区では3日連続の霧の朝を迎えました。

 

しかし、霧の具合はそれぞれ違いますね。

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1日目は辺り一面が白い霧に包まれた状態。

薄暗く見通しも悪いため運転にはより注意が必要な天候だと言えるでしょう(^^;)

 

そして昨日は所々に霧が発生している状態。

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霧の量は少ないですが、雲に日差しを遮られる時間も多くなかなか朝露が乾きませんでした。

 

敷き草作業も午後に1回分だけ。

草を運びやすい様に斜面の下側に集めるなど2時間程度作業をしました。

 

そして今日は久しぶりの・・・

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雲海(^^)/

他にも写真を撮ったので、そちらは後日まとめて投稿したいと思います。

 

霧の朝が3日連続していますが、それぞれ霧の状態が違います。

それに伴い茶畑の雰囲気も違ったものに…!

 

同じ位置からでも違った顔を楽しむことが出来ているこの頃です。

霧の朝と天気の回復

おはようございます。

昨日の朝は非常に濃い霧が発生。春から初夏、そして秋を彷彿させる霧でしたね。

 

ただし、一部の枯草には霜も降りていたので冬らしさも多少感じる朝でした。

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「霧が発生した朝は晴れやすい」

と言われることもありますが昨日はその通りに!!

 

写真だけ見ていると天気が回復しそうな気配はありませんが、空を見上げると青空も所々に見え時間の経過とともに青空が広がりました。

 

やはり青空が広がると気持ちが良いものですね(^^♪

この時期は空気も澄んでいる事が多いので、遠くまでハッキリと見通す事も出来ます。景色を楽しむにも良い季節です。

 

ちなみに今日も霧が発生し地面はびしょびしょに濡れている状態。

この状態で草の上に乗ると非常に滑りますし、草も重く服も触れてしまうので乾くまで待つ必要がありますね。

 

敷き草作業はあと1日程度で終わりそうなのですが今後の進みは天気次第。

それほど急ぐ作業でもないので、朝から晴れた冬らしい日に進めたいと思います。

雨と曇りの日続きの週前半

おはようございます。

 

今週前半は曇りや雨の日が続いています。

空を雲が覆っている事で冷え込みは穏やかになっていますが、日中の気温が上がらないため少し寒さを感じますね。

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この頃の茶畑は、梅雨時期のような光景となっています。

 

季節風の影響で冬は雨が少ない地域になります。

1か月近く雨が降らない事もあるので、雨の降る量や頻度によっては水不足にならないかヒヤヒヤすることも…。

 

そのため、この時期の雨は安心感を与えてくれるものとなります。

2週間に1回程度はしっかりと雨が降って欲しいものですね。

 

その一方で、数日間青空が見えないと太陽が恋しくなります(^^;)

 

現時点では霧が出ている状態。

霧が出た朝は晴れる事が多いので、これから青空が広がることを期待したいと思います。

石灰硫黄合材を試しで使用してみることに

今年の秋は使用資材の検討として石灰硫黄合材を小区画で試してみました。

 

ただし私の代で初めてなだけで、以前使用したことはあるようです。また資材そのものも昔からある物ですね。

 

新しい資材を検討する事は多々ありますが、かと言って昔からの資材が決して悪いわけではありません。

今回は見直しとして石灰硫黄合材の使用を検討してみる事にしました。

 

越冬時に使用する資材

石灰硫黄合材は防除資材の1つであり、主に果樹で使用されることが多い傾向があります。

冬に散布し越冬中の病原菌を防除したり、ダニを防ぐ効果がある資材です。

 

主な特徴としては、硫黄の成分が含まれているので多少の硫黄臭さがあります。

また大きく分けて病原菌とダニの二種類に効果があり、有機農業でも使用できる資材なのも大きな特徴といえるでしょう。

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お茶の栽培ではダニを防除するために使用する資材となります。

うちでも以前使用されていたようですが、匂いが多少ある事とダニの防除資材として『マシン油』という資材(有機農業でも使用可)が主流になった事で使用する事がなくなりました。

 

 

※匂いに関しては散布から間隔を空けることで消滅します。散布から収穫まで空ける日数は50日以上が推奨されていますが、秋に使用することで収穫までの期間は150日近く確保します。またこの資材に限らず、収穫する部分には何かを散布する事はしません。

ちなみに散布は11月中旬に行いましたが、すでに匂いは感じる事が出来ないですね。

 

 

しかしマシン油には、ダニを防ぐ効果がある一方で赤焼病という病気を発生させやすくするデメリットがあるのです。

 

そのデメリットを回避する方法もありますが完全ではありません。

またここ数年赤焼病の発生が多い傾向があり、マシン油の使用を止めることを考えていました。

 

試しで…

そこで気になった資材が石灰硫黄合材。

 

昔の体験談として石化硫黄合材の使用が話に上がった事。

そして防除効果だけでなく微量要素を補給する効果もあるのではないか…という事で再び使用することを考えてみようと思いました。

 

ただお茶の栽培で使用している方はあまりいないので、使用によってどのような影響が出るのかは心配なところでもあります。

 

そこで試しで区画を分けて散布。

今後の生育状況をよく観察して影響が無いようであれば、本格的な使用を考えようと思います。散布は11月中旬に100倍に希釈して行いました。

 

ちなみに石化硫黄合材を試してみようと思ったのはダニの防除資材であることよりも、微量要素の補給効果が気になったからですね。

経験談から生育に良い影響を与えているようだったので…。

 

また果樹類では病原菌にも効果があります。

微量要素を補給しつつ、越冬している病原菌を減らすことで翌年の病気の発生を少しでも減らすことに繋がると良いなと思っています。

タバコみたいだけど中身はお茶! 『チャバコ』デビューしました

皆さんは『チャバコ』という商品をご存知でしょうか?

 

チャバコは、一見タバコのようにしか見えないパッケージをしています。大きさ的にタバコの箱にしか見えません。

しかし、中身はスティックタイプの粉末茶という面白い商品なのです。

 

先日初めて購入してみましたが、粉末タイプのお茶なので急須を使用する必要はありません。

 

一回分の量で包装されているので、量の調節など面倒な事が一切ないのが良いですね。また粉末タイプなので、お茶の栄養を余すことなく頂くことが出来る商品です。

 

今回はお湯で淹れてみました。

トロっとした濃厚なお茶を楽しむことが出来ます(^^)/

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おいしい飲み方として

・ホット・・・100㏄のお湯

・アイス・・・350~500㏄の水

にスティック1本を入れるのが良いと紹介されています。

 

ペットボトルの水を購入し、チャバコのお茶を入れて飲むのも良いかもしれませんね!

 

川根路では千頭駅前や塩郷のつり橋、そして寸又峡。昨年オープンしたKADODEOOIGAWA(門出おおいがわ)に自販機が設置されていて購入することが可能です。

 

大井川鉄道の列車がデザインされている物もありますし、今はゆるキャン△に関連した限定パッケージも販売されています。

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KADODE、塩郷、千頭寸又峡

それぞれの場所で違うデザインの物が販売されているので、興味のある方は観光しながら購入してほしいです!

 

中身も手軽に利用できる物ですし、パッケージも面白いのでお土産にしてみるのも良いかもしれませんね。

沢よりも側溝や雨後の道路で見かけるサワガニさん

12月になったばかりかと思えばもう5日経過。

3週間後にはクリスマスですし、4週間で2022年に突入することを考えると今年も残り少なくなってきましたね。

 

水道水の温度も一段と低くなり、手を洗うだけでもキンキンに冷えます。また日の出の時間も遅いので朝早く起きるのがキツイですね。

 

しかし、この寒さや冷たさをもたらす冬は決して嫌いではありません。冬には冬の楽しみがあるので、それらを味わいつつ過ごしたいと思います。

 

個人的な話を…

ここ数年川で遊ぶことをしなくなってしまいましたが、幼い頃は魚を獲ったり泳いだりすることが多かったです。

ただ夏場でも冷たく、入っていると体が凍えてしまうため入らなくなってしまいましたね。

 

アマゴやハヤ(アブラハヤなど)カジカ、イシガメなどの生き物が住んでいます。

 

アユは遡上してくる年とそうでない年があります。

※アユが遡上する時期に水の流れが大井川と直接繋がっていないと登れないため、雨が少ない年は途中で瀬切れてしまい登れない年もあるのです。

 

そして山間部の川を代表するような生き物「サワガニ」ももちろんいます(^^)/

今回はサワガニについての話です。

 

サワガニ

サワガニは沢という名前が付いている通り、大きな流れの川よりも浅く穏やかに流れている沢で見かける事が多い生き物だと思います。

 

実際に川でサワガニを捕まえようとするときは、深い場所よりも水があまり流れていない場所で石をひっくり返すと良く出てきました。

(深い場所にももちろんいますが…)

 

また沢のような場所だけでなく、側溝などでもよく見かけますね。

特に水が絶えず流れているような側溝で、ブロックの隙間や石などに隠れている姿をみます。

 

側溝掃除を行う時は必ずと言っていいほどサワガニが出てくるほどです。

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雨が降った後であれば道路を歩いている姿も頻繁に見ます。

 

近くに沢などが無い場所でも歩いていますね。

遠くから歩いてくるのか、山林のような場所でも生息できるのか…。

 

こちらは茶畑近くの側溝を掃除している時に見かけたサワガニですが、側溝に溜まった落ち葉から出てきました。

 

沢と名前が付いていますが沢以外の場所でも頻繁に見ることがあるサワガニ。

決して珍しい生き物では無いですが、その生態が非常に興味深くもあります。

養蜂を始める方へ 巣箱を置くなら見回りと管理を! 

ここ数年ミツバチを飼おうとする人が増えているのか、道沿いにミツバチ用の巣箱が設置されているのをよく見るようになりました。

 

ただ、置いてあるのは道の壁の上。

半分壊れたようになっている物もありますし、以前道路に落下していたこともあるので設置するのはやめて欲しいです。

 

またうちの土地にも無断で設置されている物が確認しているだけで5個あります。

撤去をしてもらえるように張り紙もしていますが一切変化なし。すでに一年近くの時間が経過しています。

 

たぶん設置しているだけで見回りしていないのでしょう。

本気でミツバチを飼いたいのであれば、見回りをする必要がありますし巣箱の掃除なども必要です。

 

ミツバチが住んでいなくても巣箱をキレイにしていないと住み着いてくれません。

逆にミツバチが住みついていると彼らが自分たちである程度掃除をするため、住み着いていない時こそ掃除をすべきですね!

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そして無断設置されている巣箱の中にはこのようになっている物も…。もう巣箱としての価値はありません。ただのゴミですね。

 

正直言えば処分したいのですが、処分してしまうと私が罪に問われることもあるとのこと…。うちの土地であっても処分することが出来ないのは辛い所です。

 

原木シイタケを栽培する場所として利用したくもあるので少し移動させることも考えています。

 

最後に

ミツバチを飼うために巣箱を設置したのであれば見回りと管理をするべきですし、そもそも無断で巣箱を設置するのはやめてほしいものです。

養蜂を始める方も増えつつありますが、このようなトラブルも増加している事と思います。

 

ただし、私はミツバチを飼うこと自体に反対している訳ではありません。

あくまでも無断で巣箱を設置していることに憤りを感じているのです。事前に声をかけてくれればOKしますし、ミツバチが来やすい場所もお教えします。

 

ちなみに趣味であっても、ミツバチを飼育するために巣箱を設置する場合は『養蜂届』を提出する必要があります。

これは法律でしっかりと決められている事ですし違反すると罰則もあります。

 

養蜂を始めるのであれば、ルールと人としてのマナーを守って始めて欲しいものです。