日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

お茶の木は深い休眠に

おはようございます。

12月も残りわずかになっているこの頃ですが、最近はほぼ毎日一面が白くなるほどの霜が降りています。

 

日陰になりやすい場所や橋の上は真っ白に。

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水溜まりやなどは完全に凍っていますね。

簡単に滑ってしまうので、車の運転や歩く時には注意したいと思います。

 

深い休眠に

今日は二十四節気の1つ「冬至

一年で最も昼の時間が短くなるとされていますね。

 

逆に言えば今日以降は徐々に昼の時間が長くなるので、太陽の動き的には1年間の区切りの日でもあると思います。

 

そしてお茶の木も当時の頃に最も深い休眠に入るとされているのです。

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お茶の木の休眠は

・気温

・太陽の動き(昼の時間の長さ)

この2つに左右されます。

 

まずは気温。お茶の木は1年中緑色の葉を付けている植物ですが、気温が低くなることで休眠するためのスイッチが入ります。

 

暖かい地域ほど休眠に入るのは遅い時期になり、沖縄などの暖かい地域では完全に休眠しきれない事もあるようです。

 

また休眠から目覚めるのも気温がきっかけ。

春になり気温が上昇、土の温度(地温)も上昇することで休眠から目覚め生育を始めます。

 

根っこが生育するようになり、その後芽の生育もはじまるとされていますね!

 

そして昼の長さ…。

植物は昼の時間の変化を感じ取り、種類によって違いはあれど生育段階を変化させる力があります。

 

短日植物や長日植物などという言葉を聞いたことがあると思いますが、これは昼の時間(正確には断続的な夜の時間)が短くなるあるいは長くなることで花や実を付ける性質をどちらかに分けたものです。

 

お茶の木は昼の時間の変化よりも気温に左右されますが、全く影響されないことはありません。

昼の時間が最も短くなる冬至の頃に深い休眠に入るということなので(気温は1月頃の方が低い)太陽の動きも当然感じ取っているのでしょう!

 

気温から感じる冬らしさは今後も増していきますが、植物のなかには春へ向かい準備を始めるものも出てくる時期になるかもしれませんね。

秋の終わりに

冬本番の寒さとなっているこの頃。

週間予報を見ると今後も寒い日が続きそうですし、週末には寒さが一段厳しくなりそうな予報も出ていますね。

 

ある程度寒さに慣れてきたと思っていたのですが、この頃の一段厳しくなった冷え込みは体に堪えます。

少しずつ慣れると思うのでそれまでの辛抱ですね(^^;)

 

ちなみに暖房は温風ヒーターとコタツ、お風呂は灯油のボイラーで沸かしているので、灯油の準備なども抜かりないようにしたいと思います!

 

紅葉の終わり

先日の雨、そして強い風により落葉樹の葉は99%落ちてしまいました。

山を見ても茶色い落葉樹の部分が目立つようになりましたね。

 

紅葉は12月上旬の時点で見頃を終えていますが、その後少し遅れて紅葉する木もあります。

 

近所に毎年遅れて紅葉する木があるのですが、冷え込みが厳しくなってから色付くのでとても鮮やかな紅葉を楽しめます。

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が、先日の雨と風により今では葉が落ちてしまいました。

 

色付くのもあっという間で落葉も早い。秋の終わりの終わりを告げてくれるような木になります。

 

今年も鮮やかに色付きすでに落葉。

木が出すサインからも冬本番の訪れを感じます。

氷点下の世界へ

久しぶりの投稿になります。

ここ2日ほどしっかりと休みを取らせて頂き、さらに久しぶりの来客とのひと時を過ごしました。

 

寒さが体に堪えますがリフレッシュ出来ましたね(^^)/

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12月はすでに19日でいよいよ下旬に突入。

最低気温は氷点下となり、霜だけではなく氷もしっかりと見ることができるようになりました。

 

日中の気温が氷点下を下回る事はまずないですが、最低気温は頻繁に氷点下となりますね。

底冷えする冬本番の寒さが体に堪えますが、この寒さにも味があるので「寒い寒い」と言いながらも楽しんで過ごしたいと思います。

 

ちなみに、これから1月末までは農作業などが少ない時期なので、まとまった休みを取る機会も増えていくと思います。

 

とりあえず年末までの茶畑では主に草取りとイノシシ被害の復旧。

そのほかに原木シイタケの管理や年末年始へ向けた準備を進めて行きます。

霜の朝

おはようございます。

昨日そして今日と冷え込みが厳しい朝を迎えています。

 

橋の上などが若干白くなっているため路面の凍結にも注意が必要になってきていますね。

 

冬は一日中太陽の光が当たらない場所があり、なお且つ橋の上という凍結しやすい場所があります。

油断はせずに、特に冷え込みが厳しい日は運転に注意したいと思います。

 

ちなみに昨シーズンは雨の後に気温が下がり路面が凍結。結果として各地で事故が発生した日がありました。

路面の凍結や雪には慣れていないので、決して油断はしないようにしたいと思います。

 

霜で白く

冬の朝の茶畑は霜で白くなります。

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まれに雪が降る事もあり白くなることもありますが、土地柄雪が降ることはほとんどありません。

そのため、茶畑が白くなるのは霜によるものですね(^^)/

 

遠目で見ても白く見えますし近くで見ても氷の結晶が美しいです!

 

霜が降りるのは晴れて気温が下がり、風も穏やかな夜。

気温が高ければ霜は降りませんし、風があれば葉の表面は乾いたままです。

 

霜が降りるのは体感的に言えば底冷えする寒さの日。

体に堪える寒さですが、外では冬らしい景色を楽しむことが出来ます。

2022~2023年のお茶づくりへ向けて肥料の注文を

おはようございます。

昨日はお昼過ぎまで雲が優勢な空模様。午後からは天気が回復しましたが、その分夜にしっかりと冷え込み今朝はキツイ霜が降りています。

 

しばらく霧の朝が続いていたので久しぶりのキツイ霜ですね。

12月中旬までであれば冷え込みが比較的穏やかな日もありますが、年末が近くなるにつれより冷え込みが厳しくなるので、注意して過ごしたいと思います。

 

そんな本格的な冬へ向かい季節が進みつつあるこの頃、お茶づくりでは2022年そして2023年へ向けた動きもありました。

 

注文書の提出

先日肥料の注文書を提出してきました。

 

上河内地区では茶畑の管理は各々が行い、収穫した葉の加工は地域の工場で行う共同製茶の形態でお茶づくりをしています。

 

そのため、品質にバラつきが出来てしまうのはNG。

使用する肥料などの資材は上河内で決めた共通の物を使用するようにしています。

 

そんな肥料を決定する会合が11月下旬に行われ決定。その後肥料の量の計算を行い提出した形になります(来年は人に当てはめると成人を迎える畑があるので、使用量の計算を改めてし直す必要がありました)

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これで肥料にかかる費用として約100万円かかることが決定(^^;)

ただし、費用をかけるべきものにはしっかりとお金を使いたいので問題ありません。

 

ちなみに費用自体は2022年に必要になりその年のお茶にも影響するものですが、それ以上に2023年のお茶づくりに影響します。

 

夏の間にしっかりと枝葉を生育させることが良いお茶をつくるために一番重要なことなので、2023年のお茶づくりにも大きく影響するのです。

 

来年も再来年も良いお茶をつくれるように頑張っていきたいですね(^^♪

敷き草作業は終了へ

おはようございます。

雨の予報も出ていましたが今のところくもり。ただし今にも雨が降り出しそうな黒い雲が出ている川根町上河内地区です。

 

雲が出ていたぶん冷え込みは穏やかですが、気温以上に寒さを感じてしまいますね。

 

今後は寒くなりそうな予報も出ていますし、落葉樹の葉もほぼ全て落ちてしまいました。

枝が目立つ姿となり、年末に向けて冬らしさが一層増していきそうです。

 

そんな12月の中旬ですが、昨日ついに敷き草作業を終える事が出来ました。

雨の日や霧や朝露で作業が行えない日も多く、作業を進める事が出来ない期間もありましたが無事に終了です(^^)/

 

敷き草終了

今年の敷き草は平年と比べると少し量が少なかったです。

シカなどに荒らされてしまい刈り草が粉々に…。利用できる量が少し減ってしまいました。

 

また斜面も踏み荒らされている所があるので、今後補強する必要もありそうです。

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少し問題も出てきましたが、何がともあれ一連の作業は無事に終了。

鎌などの道具は使用しますが基本的に体を動かす仕事となるため、多少の疲れもありますね(^^;)

 

「9月中旬に草刈りを行いその後は乾燥、11月下旬から集めて畑に敷いていく」

約2か月間かかる敷き草作業および茶草場管理が終了したことに安堵しています。

 

ちなみに茶草場は昆虫や植物の多様性を保つ場所としての役割もありますが、その環境を保つためには草を刈ることと草を持ちだすことが重要になります。

 

草刈りや草の持ち出しをすることで、地面にもしっかりと光が当たるようになり草丈の低い植物も生育します。

 

なかには地面に卵を産む昆虫もいますし、地面に光が当たらないと生育し始めない植物もあります。

 

草地として維持するためには草刈りが欠かせませんが、そのままの状態では枯草が地面を覆っている状態。

さらに刈った草をその場所から持ち出すことが重要になるのです。

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そして運び出した草は茶畑に敷くことで、保温や保湿、防草、有機物の補給などのメリットを得る事が出来ます。

 

草を刈り畑に敷いてく作業は、茶畑にも草地にもメリットがある作業になるのです(^^)/

 

手作業で進める仕事なので、時間も手間もかかります。少し大変なこと、危険なこともありますが、今後も進めて行きたいですね。

 

これで2021年に行う大きな作業は全て終了したことになります。

今後は草取りやイノシシ・ニホンジカにより被害を受けた所の手直しなど、細々とした作業を進める予定でいます。

雲海の発生 ~2021年・冬~

おはようございます。

先日は久しぶりに雲海が発生し、見ごたえのある景色を見せてくれました。

 

以前見た時よりも高い位置まで雲が発生。

そして雲の上部が平らになっていたことから、より海っぽさを感じましたね(^^)/

 

今回はその時に撮影した写真をまとめて投稿したいと思います。

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霧は発生することが多いですが、雲海になるのは珍しい事です!

 

他にも発生していた日があるかもしれませんが、2021年に雲海を見たのはこの日が初めてになります。

霧が発生したとしても霧に包まれた状態だったり、まばらに出ている事が多いので、久しぶりの景色に興奮した1日でした。