日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

2022年の二番茶芽 本格的に生育開始!

一番茶の収穫開始から1か月以上が経過。

茶畑では二番茶の芽が本格的に生育し始めました(^^)/

 

こんばんは。

今日は朝から晩までしっかりと青空が広がった1日となりました。気温も上がりちょっと夏らしさを感じますね。

 

ただ、湿度が低めなのか湿度の鬱陶しさはそれほど感じませんでした。5月は比較的涼しい日が続いていたため、30℃近くの気温になるとちょっと堪えます。熱中症などにはより注意しつつ過ごしたいですね!

 

昨年はこの時期から雨が降る日が多かったですが、今年は雨が降る日もあり晴れの日もあります。今のところ昨年のような極端な天候ではなさそうです。

 

そのため、お茶の生育から見ると良い天候だと思います!

盛んに生育する時期になるため、雨が降り土に十分な湿り気がある方が好まれます。その一方で雨が続きすぎると病気が出やすくなるため晴れの日も重要です。

くもりや雨の日ばかりだと日照不足にもなってしまいますしね…。

そのため、今のところの天候は良いのではないかと思っています。

以前天気予報を見た時に5月から6月にかけてもっと雨が降り続くことを覚悟しましたが、予報が変わり雨の日が減少したのも有難いですね(^^♪

 

今の茶畑は二番茶の芽が徐々に膨らみ、萌芽間近の状態となっています。

良い状態で生育が進んでいるため、このまま収穫までたどり着けると嬉しいです。

枝変わりのその後

こんばんは。

今日は朝方まで激しい雨が降りました。川の水も増え茶色く濁りましたね。

 

道路も少し土砂が出ている所があり、短時間にたくさんの雨が降った事を実感しました。

 

しかし、日中は良い天気に!

気温も上がり、梅雨の晴れ間のような感覚になります。

 

昨日までは日中でも上着を着ている事が多かったのですが、今日は一日を通して半袖で過ごせそうです。

土日にかけて気温も上がりそうなので、熱中症などには気を付けて過ごしたいと思います。

 

枝変わりのその後

少し前に投稿したお茶の木の突然変異「枝変わり」

一番茶の収穫時点では白っぽいような、黄色っぽいような色をしていました。

 

しかし、ナラシ作業を行った時には少しですが色合いに変化が!

基本は黄色っぽい色なのですが、少し緑色に変化していますね。

葉が充実し始める頃合いになりますが、新芽の時は黄色っぽい色で葉が充実すると緑色に変化するようです。

 

ずっと黄色の状態だと生育に影響などもあるかもしれませんね。

 

ちなみにこちらの枝変わりは昨年の夏ごろに挿し木を行いました。

夏に挿し木をするのは初めてだったので冬を越せるか少し心配でしたが、しっかりと芽を伸ばしてくれました(^^)/

 

お茶に加工するかは一旦置いといて、純粋に育てる事が面白そうだと感じたので挿し木に挑戦したのです。

 

一昨日にもやってみたのですが、その時は病気で枯らしてしまいました。

 

そのため今回は成功させたいですね!

ある程度の大きさまで育ってくれれば、枯れにくくなると思うので今年が勝負だと思っています。

 

ちなみに今年のナラシ期間中にまた面白いお茶の木を発見。

こちらは枝変わりではなく種から育った木でした。

新芽は白いのですが、葉脈部分が緑色ですね。充実すると全体が緑色になるようですが、色合いが面白かったので採取してきました。

 

※お茶の木は自分の花粉では受粉出来ないため、出来た種は親と違った特徴を持ちます。そのため、様々な特徴を持った木が生まれるのです。ただし、その中から品種として登録できるような有用なものを見つけ出すのは非常に長い時間がかかります。

 

見た目の面白さから育て始めたお茶の木たちですが、どちらも上手く育てる事が出来れば良いなと思っています。

充実した枝葉のためには欠かせない『深刈り』作業

今日は思ったよりも早い時間帯から雨が降り出しました。

しかし日中は小雨や止んでいる時間帯の方が長かったですね。

 

そして夕方になってからはそこそこ強い雨が降るようになりました。

明日にかけてまとまった雨が降りそうな予報となっているため、今後の雨の降り方には注意したいと思います。

 

ちなみに今回の雨はお茶の木の生育にとっては有難いものとなりそうです。

土を十分に湿らせるほどの雨量はありそうですし、弱い雨ではないため病気の感染リスクもそこまで高くならなさそうです。

強い雨であれば病気を引き起こす胞子も流されてしまうため。弱い雨や露など長時間濡れている状態があぶないです)

 

そして今日の本題、深刈り作業も終える事が出来ました!

 

良い枝葉のために

お茶の木を育てていると徐々に木が高くなり、枝数も多くなります。

枝数が多くなると一つの枝がより細くなり、栄養分も芽の数が多い分、分散されてしまいます。

枝数が多くなることで病害虫のリスクも少し高まってしまいますね。

 

そこで数年に一度の頻度(大体5年に一度を基準)に枝を更新する作業を行うのです!

 

低い位置で枝葉を刈り落とし、新しい枝葉を育てます。

芽の数が一時的に減りますが、1つ1つの芽がより充実するようになりますね。

 

刈り落とす位置がより低いものを「中切り」と呼び、それよりやや高い位置で刈り落とすのは「深刈り」と呼ばれます。

どちらも、枝葉を大胆に刈り落とし更新する作業には変わりありません。

作業は数回に分けて行います。

1回目は葉っぱのある部分を大まかに刈り落とします。これだけでも、上の写真のように葉っぱがほとんどない状態となりますね。

 

お茶の木の形は三角形になります。

 

そして2・3回目で少しずつかまぼこ型に整えていくのです。

最終的にはこのような形になりますね。

葉っぱが無いだけで、普通のお茶の木と同じような形になります(^^)/

 

またこの状態でデコボコが出来ていると、今後もその影響を受ける事があるため丁寧に作業する必要があります!

上の写真は2回目の作業を終えた状態。

この状態でもそこそこキレイに見えますが、お茶の木表面の曲線が美しくないですし、切れずに残ってしまった枝もあります。

 

3回目の作業を終えると…

このような状態となります。

 

お茶の木の表面がキレイな曲線となっていますね!

この状態が完成形となりますが、上手く切れなかった枝がある場合は手作業で切ることもあります(^^;)

 

が、今回は比較的きれいに整える事が出来たのでその必要は無さそうです。

 

最後に

深刈りなどで使う機械は重くなかなか大変なのですが、良い枝葉のためには避けては通れません。

ただ、大変だとは言っても良い芽が育ってくれると嬉しくなるので、非常にやりがいがある作業でもあります。

 

上手く刈り整える事が出来たのは、今後は伸びて来る芽をしっかりと守ることが重要となります。

 

芽が伸びて来るのはちょうど梅雨時期真っ只中となるため、雨の降り方によっては病気が出やすいです。

 

昨年や一昨年は長雨の影響をもろに受けて病気を発生させてしまったため、今年はそのような事が無いようにしたいと思います。

 

枝の状態は良いので、今後伸びる芽をしっかりと育てる事が出来れば、来年の一番茶から良い芽をたっぷり収穫出来そうです(^^♪

夏らしい青空に

深刈り作業はラストスパートに。

雨が降る前には作業を終える事が出来そうです。

 

この作業が終われば少しゆとりが生まれるため、あともう一踏ん張り頑張りたいと思います。

今日は暑い雲が目立つ時間もありましたが、基本的には青空が広がりました。

日差しも強く日焼けをしたな…と感じる事が出来るほどです。

 

しかし、気温は28℃ほどとそこまで上がったようには思えませんし、風もあったため涼しく感じました。

今年はまだ30℃越えの日が無いので、ここ数年間では比較的涼しいのかな…と思っています。

 

とは言え、空は完全に夏らしさを感じるものに。

山の木々も茶草場の草もより青くなってきて、季節が進んだことを実感します。

深刈り2・3段階目を実施

こんばんは。

今日は一日を通して曇りがち。灰色の厚い雲が出てくるひと時もあり、雨が降りそうだと心配になりながら過ごしました。

 

結果として雨が降ることは無く夕方まで作業を行えましたし、適度に日差しを遮ってくれたので非常に作業しやすかったですね!

 

ただ、紫外線対策はしっかり行った方が良いかと思います。

久しぶりに半袖で作業する時間を多くしましたが、そこそこ日焼けしました(^^;)

 

深刈り作業

二番茶を迎えるための作業は昨日のナラシでほぼ終了。

 

続いてお茶の木の枝葉を大胆に刈り落とす深刈り作業を行っています。

深刈り作業の目的は

・樹高を低くする

・枝の更新

この二つになります。

 

お茶の木を栽培していると年々木が高くなり作業が行いにくくなります。

作業をしやすくするために、枝葉を刈り落としお茶の木を低く仕立てる必要があるのです。

 

また木が高くなるにつれ枝数が増加する一方で、1つ1つの枝が細くなる傾向があります。

 

これでは充実した芽が育ちにくくなってしまうため、新しい枝に更新する必要もあるのです。

 

また枝葉を刈り落とすことで、結果として病害虫の予防にもなりますね。

 

深刈りや中切りなどの枝葉を大胆に刈り落とす作業は体力的にですが、様々な利点がある作業になるのです。

ナラシ作業は終了! そして…

こんばんは。

今日の川根町上河内地区は朝から夕方までずっと青空が広がりました。

 

晴れても雲が多い日が続いていたので、ここまで晴れが続いたのは久しぶりの事になります(^^♪

 

晴れた分、日差しはより強く感じますし気温も昨日までと比べると上がりました。

しかし、空気がカラッとしていて風も吹いていたため、とても過ごしやすかったですね。

 

このような心地よい天気が続いてほしいものです。

 

ナラシ作業終了

先週から本格的に始めたナラシ作業。

ついに全ての畑で終える事が出来ました(^^)/

二番茶の生育は一番茶の収穫が起点となるため、ナラシ作業や二番茶の収穫は一番茶を収穫した順序で行います。

一番茶を早く収穫した畑ほど、ナラシ作業や二番茶が早くなるのです!

今年は曇りの日が多く、刈り落とした一番茶の残りも柔らかいものが多かったですね。

これでお茶をつくっても良い物が出来そうですが土へ還します。

 

ちなみに半日ほどするとお茶の葉が良い感じに萎れ、香りが一段と良くなります。刈り落とす作業を行った時のあるあるです!

ナラシ作業を終え二番茶が育つ土台を完成させることが出来たので、細々とした作業はありますが基本的には芽が育つのを待つばかりとなりました。

 

ただ、重要な作業は終わりではありません。

これからは深刈り作業の2・3回目を行います。この作業で使う機械は重く、最も体力的に大変な作業の1つです。

 

個人的には中切りや深刈り作業が一番大変に感じますね(^^;)

 

ただし、作業を数年間にわたっての生育を整えるものとなるため非常に重要です。

 

一番茶から作業続きで少し疲れも溜まっている状態。

それほど急ぐ必要はないので、ボチボチと進めて行きたいと思います。

新緑の東海自然歩道

こんばんは。

今日も雲が目立つ1日でしたが、青空が広がるひと時もありました。気温はそれほど上がりませんでしたが、湿度が高く蒸し暑かったですね。

 

そんな今日は東海自然道の見回りとちょっとした手入れを行いました。

当番制で一年間に4回、上河内地区内の東海自然歩道の見回りを行います。

 

前回は2月の担当でしたが、今年度は5月の担当となりました。

やはり5月という事もあり新緑が美しい!

針葉樹の林が圧倒的に多いのですが、コナラなどの林は落葉樹という事もあり季節ごと大きく変わった景色を楽しむことが出来ますね。

 

ただ近年木を利用する機会が減っているので少し薄暗さを感じます。

そして針葉樹の林もまた良いです!

歩道沿いはそれほど太い木はありませんが、場所によっては80年ほど経過してそうな太い木が並んでいる所もあり圧倒されます。

どちらにも林にもそれぞれの良さがあるため、どちらが優れているなどと決める事は出来ません。

 

眺望は楽しめませんが、木々の違い、山林の面白さを改めて実感した一日でした。