日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

充実した枝葉のためには欠かせない『深刈り』作業

今日は思ったよりも早い時間帯から雨が降り出しました。

しかし日中は小雨や止んでいる時間帯の方が長かったですね。

 

そして夕方になってからはそこそこ強い雨が降るようになりました。

明日にかけてまとまった雨が降りそうな予報となっているため、今後の雨の降り方には注意したいと思います。

 

ちなみに今回の雨はお茶の木の生育にとっては有難いものとなりそうです。

土を十分に湿らせるほどの雨量はありそうですし、弱い雨ではないため病気の感染リスクもそこまで高くならなさそうです。

強い雨であれば病気を引き起こす胞子も流されてしまうため。弱い雨や露など長時間濡れている状態があぶないです)

 

そして今日の本題、深刈り作業も終える事が出来ました!

 

良い枝葉のために

お茶の木を育てていると徐々に木が高くなり、枝数も多くなります。

枝数が多くなると一つの枝がより細くなり、栄養分も芽の数が多い分、分散されてしまいます。

枝数が多くなることで病害虫のリスクも少し高まってしまいますね。

 

そこで数年に一度の頻度(大体5年に一度を基準)に枝を更新する作業を行うのです!

 

低い位置で枝葉を刈り落とし、新しい枝葉を育てます。

芽の数が一時的に減りますが、1つ1つの芽がより充実するようになりますね。

 

刈り落とす位置がより低いものを「中切り」と呼び、それよりやや高い位置で刈り落とすのは「深刈り」と呼ばれます。

どちらも、枝葉を大胆に刈り落とし更新する作業には変わりありません。

作業は数回に分けて行います。

1回目は葉っぱのある部分を大まかに刈り落とします。これだけでも、上の写真のように葉っぱがほとんどない状態となりますね。

 

お茶の木の形は三角形になります。

 

そして2・3回目で少しずつかまぼこ型に整えていくのです。

最終的にはこのような形になりますね。

葉っぱが無いだけで、普通のお茶の木と同じような形になります(^^)/

 

またこの状態でデコボコが出来ていると、今後もその影響を受ける事があるため丁寧に作業する必要があります!

上の写真は2回目の作業を終えた状態。

この状態でもそこそこキレイに見えますが、お茶の木表面の曲線が美しくないですし、切れずに残ってしまった枝もあります。

 

3回目の作業を終えると…

このような状態となります。

 

お茶の木の表面がキレイな曲線となっていますね!

この状態が完成形となりますが、上手く切れなかった枝がある場合は手作業で切ることもあります(^^;)

 

が、今回は比較的きれいに整える事が出来たのでその必要は無さそうです。

 

最後に

深刈りなどで使う機械は重くなかなか大変なのですが、良い枝葉のためには避けては通れません。

ただ、大変だとは言っても良い芽が育ってくれると嬉しくなるので、非常にやりがいがある作業でもあります。

 

上手く刈り整える事が出来たのは、今後は伸びて来る芽をしっかりと守ることが重要となります。

 

芽が伸びて来るのはちょうど梅雨時期真っ只中となるため、雨の降り方によっては病気が出やすいです。

 

昨年や一昨年は長雨の影響をもろに受けて病気を発生させてしまったため、今年はそのような事が無いようにしたいと思います。

 

枝の状態は良いので、今後伸びる芽をしっかりと育てる事が出来れば、来年の一番茶から良い芽をたっぷり収穫出来そうです(^^♪