日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

お茶の木 畝内部の土

こんばんは。

今日の川根町上河内地区は午前中の早い時間はやや雲が広がりましたが、お昼前から済んだ青空が広がってくれました。気温もこの時期らしいものであり、とても過ごしやすかったです。

 

気温はお茶の生育に影響があるものではなく、日差しはしっかり届き土には適度な湿り気があるため、二番茶の芽は順調に育ってくれるでしょう。

一番茶を比較的早く収穫した畑ではだいぶ芽が膨らんできており、なかには遠目で見た時に色合いが変わっている畑もあるほどです。

 

一番茶は気温が低く昼夜の寒暖差も大きいため葉が一枚開くのに一週間程度の時間がかかる傾向があります。

しかし二番茶の時期は一番茶の時よりも気温が高くなっているため、4~5日に一枚程度開くようになります。そのため、一週間もすると畑の様子が大きく変わっていることもあるのです。

 

今はまだ濃い緑色の茶畑ですが、次の週末には黄緑色に変化しつつあるでしょう。

 

畝内部の土

今日は草取りをしながら土のチェック!

前年秋に刈り落とした枝葉はほとんど分解されてしまい、元の形が完全にわからなくなりましたね。

そして深刈りをした畑ではお茶の木、畝内部の土も確認してみました。普段であれば枝葉が茂っているため、かき分けないと地表の状態が分からないですね。

畝間部分とは少し違った状態となっているため、土の状態を確認してみるとなかなか面白いです。

 

畝間部分には刈り落とした枝葉が蓄積していますが、実は畝内部も自然に落ちた葉っぱなどが蓄積している状態です。

枯れた枝や深刈り作業などで落とした枝なども少しありますね。

畝間部分には作業で枝を刈り落としたり作業で歩き土を締めてしまうため、地中に空気を含ませたり分解を促進させるために耕す作業を行います。

 

しかし畝内部は自然に落ちた枝葉が堆積している状態のため量が少なく、そもそも耕すことが難しいため人の手がほとんど入っていない状態です。

土を耕すことが出来ないため地表の枝葉は形が残りやすいですが、時間をかけてゆっくりと分解されていきます。

土もかなり柔らかい状態であり、初めて触ったときは衝撃を受けましたね。

 

お茶の木を栽培しながら同時に土も育っていくためこの点がなかなか面白く感じます!