日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

秋の茶畑の変化 裾刈りとナラシ作業を終えて

こんばんは。2日連続で最低気温は15℃ほどになりました。朝晩を中心に冷え込むようになり一気に季節が進んでいる事を感じています。

ただ今日は日中の最高気温が29℃まで上がりました。日差しも強くそこそこ暑さを感じましたね。ただ気温が高いことによる暑さではなく、日差しが強い事から感じる暑さだったので、日陰に行くと少し涼しさを感じたほどです。

 

日射しが強いので日焼けしっぱなしのこの頃。肌がヒリヒリしていますが、晴れの日が続いてくれている事に有難さを感じています。

 

裾刈りそしてナラシによる変化

少し前に三番茶芽と四番茶芽が伸び、畝がハッキリしなくなった茶畑と裾刈り作業の投稿をしました。今回はそこにナラシ作業後の茶畑の様子も加え、茶畑が変化していく様子を改めてみて行きたいと思います。

 

まずは秋の管理作業を始める前の状態。

芽が伸びお茶の木の畝がどのようになっているのか非常に分かりにくい状態ですね。これはこれで面白みがあって個人的には好きな状態だったりします。

 

この状態から畝間に伸びた枝葉を刈り落とし、畝の輪郭をハッキリさせるのが裾刈り作業になります。

ナラシ作業前などには必ず行う工程になります。これをしない状態でナラシ作業を行うと刈った枝葉を落とせないため、お茶の木の表面を刈り整えるのは不可能です。

裾刈り作業ではその後に行うナラシ作業を行いやすくするために、なるべく真っ直ぐ刈れるように意識しています。

極端に曲がってしまうとお茶の木の畝の幅が変わってしまい、それに対応するため体への負担が増してしまうのです。体への負担が増すと作業効率が落ちたり事故につながる可能性も高まるため、出来るだけ丁寧な作業を心掛けています。

 

そしてナラシ作業を終えると…

上に伸びた枝葉も刈り落とされずいぶんスッキリした見た目となりました。ピシッとしていて揃った美しさを感じます。

 

枝葉が伸びている状態と刈り整えられた状態。どちらもそれぞれ美しさがあり茶畑の面白さを感じる事が出来ますね。