日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

濃い緑色の刈り整えられた茶畑へ

ついに9月も最終日。明日からは10月が始まります。

そんな今日は富士山で初冠雪の発表がありましたし、朝の冷え込みの程度も一段回上がったように感じました。日中は28℃程度まで上がり日差しもあった事から暑さも感じましたが、空気がカラッとしているため梅雨時期や真夏の暑さとは違うように思いましたね。

 

そして朝の最低気温は手元の温度計で15℃。20℃を少し下回る程度の日が続いていたところでしたが、今日は一段と寒くなりました。さすがにこの気温になると涼しいを通り越して寒いですね。今シーズン初めて長袖を着て作業を始めたほどです。

 

今後はしばらくの間、日中に関しては気温が上がりそうですが、朝晩の冷え込みはこの時期らしく寒暖差が厳しくなりそうな印象を受けます。そして来週からは最高気温も下がっていきそうですね。

月日は10月へ進もうとしていますが、季節も一段と進むのではないかと思っています。

 

濃い緑色の茶畑へ

現在はナラシ作業を進めている真っ只中。四番茶芽が伸び黄緑色に見えている茶畑が一変しています。

7月上旬までに浅刈りを行い、7月中下旬頃から三番茶芽が生育開始。8月上旬までには葉が最大まで開ききり、その後は濃い緑色の葉っぱへと充実する段階となりました。そして9月になってから四番茶芽の生育が少しずつ進み、枝葉が繁茂している状態となっています。

黄緑色が鮮やかでスクスクと芽が伸びてきているため生命力を感じますね。

 

しかし、ナラシ作業を行うとこの状態が一変します。

充実した三番茶芽が表面へ出てくるため濃い緑色になります。また伸びた芽を刈り整えるため、茶の木の表面がすっきりして整えられた美しさを感じます(^^)/

 

刈り落とす芽の長さは四番茶芽の生育状況で少し違いがあります。

こちらの畑では20㎝以上はあるでしょうか。そこそこバッサリと枝葉を刈り落とす事になりますね。

この芽を刈り落としにするのではなく収穫しお茶に加工すれば秋冬番茶となりますが、単価が安い事もあり現在では刈り落としの選択をしています。しかしながら、土づくりに役立ってくれるため決して無駄にはなりません!

 

茶畑の様子が大きく変わるため達成感もある面白い作業。しばらくの間、晴れの日が続いてくれると思うので順調に作業を行うことが出来そうです(^^♪