日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

土と肥料を混ぜ合わせる浅耕作業

こんばんは。

今日の最低気温は−2℃、最高気温は11℃となりました。日中に関しては動くと汗ばんでくるような陽気なのですが、汗をかいた状態で休むと一気に体が冷えてしまいますね。

暖かいのは動きやすくて有難いのですが、汗により体が冷えてしまった事に関しては少し堪えた一日となりました。

 

そして今日も最高気温が10℃を超えたことから、少しずつではありますが確実に気温が上がってきているように思います。日照時間が長くなれば土も徐々に温められ地温も上昇。植物の生育が本格的に始まる季節となりますね。

 

浅耕作業で混ぜ合わせ

肥料まきがとりあえず終わり、続いてクランクカルチ(耕運機)を使用して土と肥料を混ぜ合わせる浅耕作業を始めました。

 

浅耕作業を行う理由・目的はいくつかあります。

基本的に肥料は、土の微生物に分解され変化することで植物が吸収しやすい形へと変化します。また土と混ぜ合わせる事で肥料成分などをしっかりと保持する(蓄える)効果もありますね。

さらにガス化を低減して根っこや環境への負荷を減らすことにも繋がるようです。

これらの利点があるため、基本的に肥料をまいたら土と混ぜ合わせる作業を行うようにしているのです。

特に有機系の肥料や緩効性の化成肥料などを使用する時は絶対に行いますね。

 

昨年の9月に秋肥をまき浅耕。その後土を耕すような作業はしておらず、9月末から10月上旬にかけては刈り落としにより大量の枝葉が畝間に入れられた状態で今日まで来ています。刈り落とした枝葉の分解は多少は進んでいますが、気温が低いという事もあり進み方はやや遅めです。

 

しかしながら、今後気温や地温が上昇して行けば肥料だけでなく刈り落とした枝葉の分解も進む事でしょう。

分解が進まない状態で有機物(刈り落としの枝葉)などを入れると、土がかえって痩せてしまう事もあるため要注意。夏になれば管理作業で枝葉を刈り落とす機会が増えていくので、分解を促進するためにも適度に耕してあげる事も必要だと思っています。