日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

長雨の影響かキノコが大量に発生

こんばんは。

今日は雲が優勢の空模様でしたが、夕方まで雨が降ることはありませんでした。気温は昨日よりも低かったので少しは過ごしやすい様に思いましたが、結構ムシムシしていますね。

 

夕暮れ時から雨がパラついたので、日中よりも今(19時前)の方が暑く感じるほどです。

ただ、今後は気持ちよく晴れそうな日の予報も出てきました。スカッとした晴れ間を期待したいですね。

 

キノコ発生

茶畑では裾刈りやナラシ、浅刈りなどで大量の枝葉を刈り落とします。

毎年行っているので有機物を安定的に畑に入れている状態となりますね。植え付けから年数が経過した畑ほど腐植の層が厚くなり、刈り落とした枝葉により土が作られていくのを実感できます。

 

ただ刈り落としてそのまま腐植などに変化するわけではありません。分解には微生物たちの力が必要になります!

枝か葉っぱか、枝であれば細いか太いかで分解の速度が変わってきますが、半年程度もあれば葉っぱが分解されてしまうため、微生物たちも活発に活動してくれているのでしょう(^^)/

 

この頃の雨の影響もあってか、茶畑では刈り落としたお茶の枝葉からキノコが発生していました。

白い花のようなキノコもありますし、茶色く群生していたキノコも!

よく見ると葉っぱに菌糸が伸びているのも確認できますね。なかなか面白いです!

 

ちなみにキノコの発生は毎年あるのですが、今年は7月中旬頃に雨が続いた事もあり、少し発生が多くなっているように思います。上の写真の茶色く細長いキノコに関しては茶株内部の地面辺りにブワッと発生していたほどです。

 

目に見えるキノコだけでなく、他にも様々な微生物たちの働きにより枝葉の分解が今後も進んでいくでしょう。

先月末からの浅刈りでは大量の枝葉を刈り落としましたが、微生物たちの動きは活発で地温もある程度高い時期であるため、秋までにはそこそこ分解されてしまいそうです。