7月も気が付けば折り返しの日になりました。ついこの間7月になったと思っていたので時間の流れは早いですね(^^;)
今後も様々な予定があるため、まだしばらくの間は時間の流れが速く感じるのではないかと思っています。
お茶の木の管理としても今後は特に重要な季節です。三番茶芽の生育が来年の一番茶の出来を左右するため、一切手が抜けない期間となります。
来週中には三番茶芽がそれなりの大きさにまで膨らんでくると思うので、そちらの畑に関しては順次手入れを進めて行く予定です。
そして5月中旬に深刈りを行った畑でも、三番茶芽を育てるための作業としてナラシを予定しています。
深刈り園のナラシ作業
深刈り作業を行った畑の現在の様子がこちら。
曇っているため少し暗めに見えますが、黄緑色が鮮やかな芽が伸びてきています。深刈り作業直後の茶色い茶畑っぽさは全く残っていないですね。
芽が上へ伸び葉が開くだけでなく、芽の数自体も少しずつではありますが増加してきています。
ただ、普通の畑と比べると枝数は少なめです。一見葉がたくさん茂っているように見えますが、ナラシ作業を行うとスカスカになってしまいます。
また上へばかり伸びてしまうため、来年のために残したい葉っぱもあまり充実してきません。
さらに今年のような雨が多い状況であれば病気が発生する可能性も高いでしょう。潜伏期間があるため、今は良くてもしばらくすると一気に病状が出てくる事もあるのです。
そこで病害虫の対策と枝数の増加を目的として、ある程度芽が育った段階でナラシ作業を実施します(^^)/
※図は簡単なイメージです
ナラシ作業なし
枝葉上へ伸びますが枝数は少ないです。
ナラシ作業後。
上への枝の伸びは抑えられますが枝数が増加します。葉の量も増加するため、来年の一番茶を育てる土台がより充実することになるのです。
ただし、この作業は必ず行う訳ではありません。
深刈りや中切りをした後に再生してくる芽の数が少なかったり、小さい場合は作業を控えます。
というのも、ナラシ作業後に再び芽が伸び始め充実するまでに2か月少々の期間が必要になるからです。
9月末頃には秋のナラシ作業を行い翌年一番茶の土台を完成させてしまうため、逆算すると7月中下旬までにナラシ作業を行いたいところ。そこまでに芽が育っていない場合は作業を控えるようにします。
昨年は一部の畑でナラシ作業を控えましたが、やはり一番茶の芽数が少なくなってしまいました(^^;)
芽の品質的には良かったのですが、やはりある程度の収穫量は欲しいですね。また枝数も少ないため、機械の重さをより感じるため作業的にも大変です(機械を持って作業をしますが、腕の力だけでなくお茶の木の枝もある程度機械を支えてくれています)
乗用型の機械であれば問題ないのですが、可搬型の機械だと少し大変に感じてしまいます。
以上のことから、ナラシ作業を行える状態であれば作業を行うようにしているのです。
今日からナラシ作業を予定していましたが雨の影響で中止。明日も大雨になりそうなので作業は出来ないでしょう。
天候を考えると明後日、日曜日から作業を行う事になりそうなので、それまではしっかりと体を休めたいと思います。