日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

化粧刈りを開始します

おはようございます。

今朝も冷え込みが厳しくなり、指先がかじかむ中このブログを書いています。ただ昨日から毛布を掛けるだけでなく敷布団の上に敷き始めたので、夜は快適に眠れるようになりましたね。

今年の冬は寒さが厳しくなるのではないか…という予報が出ている一方で、電気代や燃料代は高騰中。なるべく節約をしながら冬を過ごす事となりそうです。

そんなことを思う10月下旬ですが、今日から今年最後の機械を使用しての作業が始まります。作業内容は化粧刈りです。

化粧刈りは前回行ったナラシ作業と同じ高さで、作業時に刈り残してしまった葉っぱや作業後に立ち上がってきた葉っぱ、遅れて伸びてきた四番茶芽などを刈り落としていく作業になります。

 

お茶の木の表面はすでに刈り整えられた状態ではありますが、この作業を行うと一段と美しくなります。飛び出ている葉っぱは傷がたくさん付いていたり、今後冬の風の影響により傷が付く可能性が高いです。葉が自然に枯れてしまう事もありますし、傷をきっかけに病気に感染し周辺の葉っぱへも広げてしまうなどの可能性もあります。

もちろん、一番茶の収穫時に古い葉っぱが混入するリスクを低くする目的もありますね。

 

見た目はあくまでも結果です!

これらの目的をもって化粧刈りを行い、その結果としてより刈り整えられた美しい茶畑を見ることが出来るようになるのです。

世界お茶まつり2022 秋の祭典に行ってきました

昨日10月20日から23日(日曜日)までの4日間は、東静岡駅近くの施設「グランシップ」にて世界お茶まつりが開催されています。世界お茶まつりは3年に一度の開催です。前回の開催は三年前でありその頃はまだコロナが流行する前になりますね。

もし昨年や一昨年の開催であれば、飲食系のイベントであるため大きな影響を受けたでしょう。出展者は静岡県内の方が圧倒的に多いのですが、それでも様々なお茶と直接出会う事が出るため、お茶好きとしては楽しみなイベントになります。

試飲もしっかりさせて頂けますし少量の商品も取り揃えてくれているので、購入してみて飲み切れず余らせてしまった…という事にはなりにくいですし、この点に関しても有難いかなと思います。

もし気に入ったお茶があれば改めて通販で購入する事も出来ますしね(^^)/

今回も個人的に気になったお茶を少しずつ購入させて頂きました。

献血をしたばかりという事もあり今はお茶を飲む量を少し減らしているので、もう少ししたら改めてお茶を頂きたいと思います。

ジャガイモの葉っぱの食害

おはようございます。

天気予報を確認し気温が下がることには覚悟していましたが、今朝は寒さで目が覚めました。最低気温はついに一けた台に突入ですね。

 

今後しばらくの間は気温が低めで天気は晴れとなる日が続きそうです。10月は下旬に突入していますが、今後はより秋らしさが増していくのかなと思っています。

 

葉っぱも食害を受けるのか…

テントウムシダマシなどに葉を食べられてしまう事はありますが、まさか野生動物に喰われてしまうとは思いもしませんでした。

芽の上部が不自然になくなっています。虫による食害であれば葉の一部に穴が開く様な形になるため虫によるものではありません。このような食べ方をするのはシカやカモシカになりますね。

 

痕跡がはっきり残っていなかったので完全な判別は出来ませんが、ニホンジカカモシカのどちらかが葉っぱを食べたのだと思います。イノシシが出来たイモを食べてしまうのは度々聞きますし容易に予想できます。しかし、葉っぱを食べられてしまう事は予想できませんでした。

 

これ以降被害が発生していないのでたまたま食われてしまったのか、他に美味しい物があるので食べに来ていないだけなのかは分かりません。しかしながら、今後ジャガイモを栽培する際は食害を受ける事も考えて育てる必要が出てきました。

葉っぱなので収穫物を直接食われてしまうよりはマシですが、光合成の効率が落ちるためイモが小さくなったり数が減ることが予想できます。

 

今も柵を設置するなどの対応をしていますが、もう一回り柵を設置しようと思います。今回の栽培では作物を守ることが出来ませんでしたが、サツマイモなどの食害を受ける機会も増えてきているので来年以降はしっかりと守れるように対策を進めます。

野生動物による被害は次期が早く規模も拡大傾向に

おはようございます。

昨日までの1週間ほどは朝晩の冷え込みが少し穏やかになっていました。そのため布団一枚で眠ることが出来ていましたが、昨夜からは再び冷え込むようになってきましたね。

毛布がしっかりと活躍していますし、そろそろコタツの布団をセットしようかなとも思っています。今年は電気代も燃料代も高いので節約しながらの冬越しに。暖かい飲み物や湯たんぽに活躍して頂きたいと思います。

 

早くもやられた…

夏の間も度々被害が出る事がありましたが秋のナラシ以降、野生動物による被害が増えてきました。また被害の規模も大きくなっています。

春までこのような被害が出るため今後半年ほどは対応する必要があるのです。そして生息頭数の拡大と共に被害も拡大傾向となっています。一切収穫が出来なくなる被害ではありませんが、やはりショックは大きいです。

シカやイノシシがお茶の木を踏み荒らしたり、斜面をほじくり返したり。何度も歩くことで斜面が崩れてくる事もあります。

近年は短時間に大量の雨が降ることが多いため、表土の流亡に繋がったり土砂崩れを引き起こす可能性もあるため、畑への直接的な被害ではありませんが注意する必要があります。

 

踏み荒らされたお茶の木の枝は折れたり曲がっているため完全には元に戻りません。約1年ほど経過してようやく元通りになるかどうか…と言ったところです。

葉っぱも傷がたくさん付いたことをきっかけに病気になったり、傷そのものを原因として、ほぼ確実に被害を受けた部分の葉っぱは落ちてしまいます。今まで色々な対応をしてきましたが葉を残すことに繋げる事は出来ませんでした。

そのため、被害が出ないようにすることが最も有効的な対策と言えるでしょう。

 

正直、近年爆発的に生息頭数が拡大しているシカなどの動物に対応できていない感はあります。ですが、そのままにしておくと農地への被害は拡大する一方ですし山林や自然そのものが荒れてしまう事もあるため、出来る事から少しずつ対応していきたいと思います。

セルトレーで育苗中 種から育てるタマネギ栽培

10月も下旬が近付いてくると夏の間に育てていたイモ類などの収穫を行ったり、秋冬野菜や越冬させる野菜の種まきや植え付けが始まりますね。

今後植え付ける野菜だとさやえんどうやソラマメなどの豆類、そしてタマネギが家庭菜園で育てる事が多いものになるでしょうか。私も3日ほど前にまずはソラマメの種まきを行い、タマネギ苗も予約注文をしてきました!

しかし、それとは別に種からのタマネギ栽培にも挑戦中です。

 

セルトレー育苗

前にも何度か種からタマネギを育てようとしたことがあるのですが、種まきのタイミングを間違えたり種まき後の管理が上手く行かず小型な物を少ししか収穫する事が出来ませんでした。

しかし種からの栽培の方が品種の選択肢が広がりますし何よりも面白さがあります。2年ほど種からの栽培から離れていましたが、懲りずにまた挑戦する事にしました(^^;)

 

なお今年はセルトレーでの育苗です。タマネギ苗は畑やプランターなどの容器で育苗する事が多いのですが、畑は少し石っぽい土であるため小さな種まきにはあまり向かず、プランターでの栽培は今までの経験であまりうまく行っていないため、新たな育苗方法に挑戦しようと思いセルトレーを選択しました。

現在では芽が伸び始め生長中の段階ではありますがやや遅れがちでもあります。と言うのも本来であれば9月の下旬頃に種まきを済ませる予定だったのですが大雨による被害とその後の対応、お茶の木の管理で忙しくなり10月に入ってからの種まきになってしまいました。

 

今のところの気温は生育に問題ないのですが、寒さが厳しくなる前に植え付けは済ませたいところ。苗を購入してきて植える時は11月上中旬に行いますが、そのタイミングには間に合いませんね。

苗の生長にかかる時間を考慮すると植え付けは11月下旬頃になってしまうかと思いますが、マルチを使用するなど寒さ対策をした上で収穫を目指し今後も挑戦していきたいと思います。

晴天に期待

こんばんは。

今日の川根町上河内地区は朝から空を雲が多い、時々弱い雨が降る空模様となりました。先月の大雨以降、雨が降る日はありましたが激しく降るような事は無いですね。逆に雨が少なく川の水量も少なくなっているように感じます。

場所によっては土砂が堆積し水が地中へ浸み込んでしまうため、表層を流れる水が少なかったり瀬切れがあったりもします。この点に関しては今後まとまった雨が降った時に土砂が少しずつ流れて行かないと元のようには戻らなさそうです。年単位の時間が必要になるでしょう。

 

ただ地面が削られたり逆に土砂が堆積したりすることで地形が造られていくため、決して不自然な事ではありません。ゆっくりと変化していくのを待ちたいと思います。

 

晴天に期待

10月上旬は雲が広がる日が多かったのですが先週後半からは晴れの日が続きました。

昨日は地区のお祭りがあったのですが、そちらも天気に恵まれ無事に開催出来ましたね。お祭りへは長袖を着て行く事が多かったのですが、今回は気温がやや高めであり半袖になったほどです(^^;)

すでに体が冬モードになりつつあるのか、少し前までは25℃くらいで涼しいと思っていたのが今では暑く感じるようになっています。

 

お茶の木は気温が20℃を下回るようになると活動が少しずつ低下します。徐々に越冬するための準備を進めているところかと思いますが、この時期に行う光合成と栄養分を蓄えることが来年の一番茶にとって重要です。

葉の層もしっかりと確保できているので、たっぷりと日差しが届き光合成を盛んにしてほしくなりますね(^^)/

明日は雲が広がりそうな予報となっていますが、その後は晴れが続きそうな今後。晴天となること、そして晴天が続いてくれる事に期待したいと思います。

かなりの増水でしたがヤマメ(アマゴ)の姿を確認

2日連続で良く晴れてくれました。日中は暖かく少し季節が戻ったような感覚にもなりますね。茶畑での仕事が一段落しているため、今日は大雨による被害を確認するために一部ではありますが山や川を歩いてみました。

 

かなり増水しましたが

先月の台風15号の影響による大雨で身近な所を流れる川は見たことが無いくらい増水しました。今までも大雨が降った時は増水し濁り水が出る事がありますが、それとは比べ物にならないくらいの水量でしたね。

ただ水量が増えているだけでなく濁りもきつかったですし流れも速い状態。土砂もそれなりに流れていたでしょう。

 

水が引いてから川を見ると今まではあった淵が土砂で埋もれるなどしていたため、川の環境への影響も大きかったのではないかと思いました。

しかし水中をカメラで撮影して確認した所、ヤマメ(アマゴ)やハヤなどの姿を無事に確認することが出来ました。ハヤなどは少し数が減ってしまったようにも思いますが、よくあの増水の中しっかりと生き残ってくれたと思います(^^)/

ちなみにヤマメとアマゴは違う魚です。しかしながらこの辺りの人はアマゴのことをヤマメと呼びます。

 

やや小ぶりなようにも感じますが、いくつかの場所でそれぞれ2~3匹程度その姿を見ることが出来たので良かったです(^^♪