日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

野生動物による被害は次期が早く規模も拡大傾向に

おはようございます。

昨日までの1週間ほどは朝晩の冷え込みが少し穏やかになっていました。そのため布団一枚で眠ることが出来ていましたが、昨夜からは再び冷え込むようになってきましたね。

毛布がしっかりと活躍していますし、そろそろコタツの布団をセットしようかなとも思っています。今年は電気代も燃料代も高いので節約しながらの冬越しに。暖かい飲み物や湯たんぽに活躍して頂きたいと思います。

 

早くもやられた…

夏の間も度々被害が出る事がありましたが秋のナラシ以降、野生動物による被害が増えてきました。また被害の規模も大きくなっています。

春までこのような被害が出るため今後半年ほどは対応する必要があるのです。そして生息頭数の拡大と共に被害も拡大傾向となっています。一切収穫が出来なくなる被害ではありませんが、やはりショックは大きいです。

シカやイノシシがお茶の木を踏み荒らしたり、斜面をほじくり返したり。何度も歩くことで斜面が崩れてくる事もあります。

近年は短時間に大量の雨が降ることが多いため、表土の流亡に繋がったり土砂崩れを引き起こす可能性もあるため、畑への直接的な被害ではありませんが注意する必要があります。

 

踏み荒らされたお茶の木の枝は折れたり曲がっているため完全には元に戻りません。約1年ほど経過してようやく元通りになるかどうか…と言ったところです。

葉っぱも傷がたくさん付いたことをきっかけに病気になったり、傷そのものを原因として、ほぼ確実に被害を受けた部分の葉っぱは落ちてしまいます。今まで色々な対応をしてきましたが葉を残すことに繋げる事は出来ませんでした。

そのため、被害が出ないようにすることが最も有効的な対策と言えるでしょう。

 

正直、近年爆発的に生息頭数が拡大しているシカなどの動物に対応できていない感はあります。ですが、そのままにしておくと農地への被害は拡大する一方ですし山林や自然そのものが荒れてしまう事もあるため、出来る事から少しずつ対応していきたいと思います。