日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

晴れから雨の週末に

こんばんは。

今日は朝から午後の早い時間帯までは良い天気になりました。雲一つないような青空で、空気も澄んでいるためとても心地よかったですね。

気温が低いので防寒対策をしっかりしないと体が冷えてしまい辛くなりますが、それさえちゃんと対策をしていれば快適に過ごせる1日でしたね。

 

ただし、夕方からは灰色の雲が空を覆うようになりました。明日は雨が降る予報となっているため、早くも天気が崩れ始めたのかなと思います。

雨が激しく降れば落葉が進んでしまうかと思いますが、明日の雨は予報通りであればそこまで強くはならなさそうです。多少は葉っぱが落ちずに残ってくれるかと思いますが、勤労感謝の日にまた雨が降る予報となっているため長くはもちそうにないですね。

 

遅れて色付く木は今後鮮やかに色付いてくれると思いますが、山が鮮やかに色付く光景はもう間もなく見納めとなるでしょう。

秋から冬へ お茶の木も休眠入り間近な状態に…

こんばんは。昨日くらいから朝晩だけでなく日中の気温も下がり、寒さを感じる機会が一気に増えてきていますね。早くから葉が色付いた木はちょっとした風で葉が落ち、カサカサと言う音が野生動物の気配なのではないかと少し不安になるこの頃です。

これからしばらくの間は紅葉した木々だけでなく、地面に落ちた葉っぱなどからも秋の色付きを楽しむことが出来ますね。

ただし、落葉が進み枝が目立つようになるという事は冬の姿に移り変わっているということ。まだ氷点下まで気温が下がった日はありませんが、今後は本格的に冷え込んでくるため、冬支度も少しずつ進めて行きたいですね。

 

休眠入りももう間もなく

お茶の木は一年中葉っぱがある常緑樹です。しかし、冬になればお茶の木は休眠に入ります。

一切活動をしなくなるわけではありませんが、芽を伸ばすことも無ければ根を伸ばすこともありません。現段階では僅かに芽が膨らんで来てはいるものの、芽のふくらみも完全にストップしますね。

 

お茶の木が休眠するのは主に「気温」と「日照時間の変化」によります。

気温が下がれば生育が低下し休眠へと向かいますし、冬になり夜の時間が短くなることも休眠入りのきっかけとなるようです。

気温が休眠入りのきっかけの一つとなるため、寒い地域ほど休眠の期間が長くなります。逆に暖かい沖縄ではハッキリとした休眠期間が無い事もあるようですね。

また気温などの気象条件だけでなく品種による違いもあります。

 

静岡県であれば11月末から12月上中旬が1つの目安です。もちろん、気温が低い山間部ほど早く休眠入りしますね。

今の段階ではまだ僅かに芽が膨らんで来ているため、まだ休眠入りしているとは言えませんが、今後の気温次第では一気に休眠へと向かう可能性もあるのではないかと思います。

営農用水の支管が損傷

こんばんは。

今日は朝から良く晴れてくれましたが、今シーズン一番の冷え込みとなりました。朝は温風ヒーターを利用することが多いのですが、昨日まではすぐに設定温度まで室温が上がってくれるため利用時間もやや短めでした。しかし今朝は室温の上がり方も鈍く、室内にいても気温が下がっている事を実感しました。

また日中も寒かったですね。昨日までは体を動かしていれば厚手の上着を脱ぐことが多かったのですが、今日に関してはずっと着っぱなしでした。今後はより寒さが厳しくなっていくので、快適に活動したり暖房費を節約するために防寒対策をちゃんと行う必要がありますね。

 

ヌタ場に

上河内地区では生活用水も農業用水(営農用水)も地区内の山から流れている物を利用しています。標高600m少々ある山の500mほどのところから営農用水を、300m少々のところから生活用水を得ています。

営農用水の方は標高の高い所から水を得ているので水量的には不安定。散水などに利用するほどの量は確保出来ませんが、大きめのタンクにしっかりと貯め利用できるようにはしています。

 

その水を貯めるタンクからいくつかの支管が伸びているのですが、先日確認した所そのうちの一本で水漏れが発生していました。

原因ははっきりとは分かりません。周辺の状況的に一番に考えられるのはイノシシなどの大型の野生動物が壊した可能性でしょうか。また老朽化により自然に壊れてしまったり、誰かが壊した・壊れてしまった可能性も0ではないでしょう。

周辺には獣臭が蔓延。水が出ていたことからヌタ場と化していました。

今では損傷した支管の元栓を締めているため水漏れは改善しています。損傷した部分には蛇口が付いていましたが、そこから水を利用するような機会はほぼ無いと言っていいため、蛇口の修復に関しては先送りにしようかと思っています。

取り合えず水漏れが止まってくれてひと安心です。

 

営農用水は取水している場所の標高が高く水量は安定していません。また今後の季節は少雨となるため、真冬になると一切取水できなくなく事も考えられます。

冬は水を利用する機会は無いのですが、漏れてしまっている状態は見過ごせませんね。

遠くまではっきり見通せる季節に

冬は季節風と太平洋側という地域的な特徴により晴れる事が多くなる静岡県。さらに西部を中心に乾いた西寄りの風がしっかりと吹くため、空気も澄んでいる事が多いです。

今日はそんな冬らしい天気や風の吹き方となりました。

しっかりと晴れ空気も澄んでいるため、直線距離で約9kmある八高山もくっきり見えます(写真中央にある山が八高山になります)山の尾根や僅かな地形の違い、遠くにある茶畑などもばっちりです。ちなみに肉眼だともっと景色がはっきり、くっきりと見えました。

 

ただ吹き付ける風は冷たく乾燥しているため、くちびるが切れやすくなったりするため乾燥への対応が必要になりますね。

暦だけでなく植物の状態や天候も冬へと移り変わることを実感した本日。いよいよ季節は晩秋から冬へ変わろうとしています。

一目瞭然「やぶきた」の中に混ざった「さやまかおり」

こんばんは。

昨日は雲が広がる時間帯が多かった1日となりましたが、今日のお昼過ぎからようやくこの時期らしい青空が広がりました。日曜日に雨が降り、その後はやや厚めの雲が広がる時間が続いていましたね。

気温の変化は大きくなく過ごしやすかったですが、落ち葉が濡れた状態であり道路が滑りやすかったので、雨のあとはなるべく晴れて欲しいと思った1日となりました。

 

なお今後はしばらく晴れの日が続き、次の日曜日に再び雨となる予報が出ています。この予報通りになれば適度な雨をもたらしてくれるので有難さを感じますが、紅葉シーズンの終盤であるため落葉が進む可能性もあるでしょう。

紅葉の見ごろは次の土曜日辺りが1つの区切り。26日頃となると葉が落ちた木が目立ってくるのではないかと思います。

 

一目瞭然な状態に

晩秋から冬にかけては茶園周辺の整備を行う事も多いです。写真の畑でも覆いかぶさるように生えていた木の一部の伐採を行いました。

茶畑を上から見下ろしたような構図となっていますが、茶畑の一部で色が違っているのが分かるでしょうか?多くの部分はやや白っぽく見えますが、一部分だけ緑色がはっきりとしていますね。

 

実は色の違いは品種の違いとなっています。以前にも投稿したことがある内容ではありますが、かなりハッキリと分かる写真を撮れたので再度投稿することにしました(^^;)

赤い丸の部分が色が違うところ、つまり品種が違う部分になります。

赤い丸の部分には「さやまかおり」という品種が植えられており、そのほかの場所は「やぶきた」となっています。

 

なぜ違うのか

では、なぜ色が違ってみるのでしょうか。

「葉の色が違う」と思われる方もいるかもしれませんが、葉の色に関してはほぼ違いはありません。

 

この違いをもらたしているのは「芽の伸び方」の違いになるのです。

上の写真は「やぶきた」と「さやまかおり」を並べた物になります。

注目して頂きたいのは葉の付いている角度です。「やぶきた」の方はやや角度が大きく「さやまかおり」は狭いですね。「さやまかおり」の方が葉が立っている状態と言えるでしょう。

 

また面積当たりの芽の数も違います。「さやまかおり」の方が面積当たりの芽の数が多く、写真の畑では約2倍ほど芽の数が多くなっています。

 

この違いが遠目で畑を見た時に色の違いとなって表れるのです!

もちろん日の当たり方にもよりますが、葉の付いている角度が大きい「やぶきた」では太陽の光の一部が反射して光って見えます。しかし「さやまかおり」は葉が立っているため反射が起きにくく、さらに光を吸収する葉の数も多いため緑色が濃く見えるのです。

お茶の品種は極端に葉の”色”に違いが出る事はありません。どちらかというと芽の伸び方や葉のツヤ、形などに違いが出る事が多く、品種を見分ける時はこれらの特徴を判断材料としていますね。

それでも似ている物が多いので実際に見たことが無かったり育てていない品種だと判別が難しいのですが、その微妙な違いが面白かったりします。

久しぶりの雨が有難い

こんばんは。

昨日日曜日の朝は「この後雨が降るのか…?」という思いになるほどの空でしたが、お昼頃になると急に暗い雲が立ち込めるようになり雨が降り出しました。

降り方はそこまで強くありませんでしたが、土を湿らせるほどの雨量はあったかと思います。本音を言えばもう少し雨が降っても良かったかなと思いますが、それでも今回の雨はお茶の木をはじめとした植物にって恵みの雨となってくれたことでしょう。

これから春先にかけてはもともと雨が少なくなる土地柄ではあります。しかしながら、土が乾燥すると冬の寒さと合わさり寒害や干害、その二つが合わさった干寒害などが発生しやすくなる可能性が高まります。

そのため雨が少なくなる季節と言えど、土にはある程度の湿り気が欲しくなりますし雨も降って欲しいのです。

そこまで強い降り方ではなく風も吹き荒れる事は無かったので、紅葉した葉の多くはそのまま残っている状態です。多少は落ちてしまった葉も見られますが、もうしばらくの間紅葉は楽しめるかなと思います。

ただ、濡れた落ち葉で路面が滑りやすくなっていることもあるので、散策や車両の運転をする時はご注意ください。

タマネギ苗の植え付け

こんばんは。今日はワクチンの接種に行ってきたこともあり、午後からはゆっくりと過ごしました。ゆっくりと過ごした…というよりも完全に寝てしまいましたが、室内にいれば結構過ごしやすい陽気で眠気が増してきますね。

暖房器具として温風ヒーターとコタツをすでに出していますが、温風ヒーターに関しては寝起きの1時間程度しか活躍していない状況であり、冷え込みの方も一段落しているのかなと思います。冬の寒さは厳しくなるという事で、暖房に関する費用がどうなるか少し不安になっているこの頃です。

 

タマネギ苗の植え付け

先日予約していたタマネギ苗が届き、さっそく植え付けを行いました(^^)/

今年はいつも育てている早生品種の「ソニック」を50本。そして昨シーズン育て良い結果が出た「ターザン」という品種を100本植え付けました。

また昨年までと違うのがマルチの使用です。今シーズンは冷え込みが厳しくなるという事で、地温を上げる効果のあるマルチを使用してみる事にしました。

山に囲まれている地域なのでどうしても日当たりが悪いことが影響し地温も上がりにくくなっているでしょう。それが、春先の生育を遅らせるのではないかと思いマルチを張ってみました。

 

今まではマルチを張るのも、マルチを張った状態でタマネギ苗を植え付けるのも面倒に感じていたので、マルチの使用を避けていましたね。今回の栽培の結果が良いものとなれば、来年以降もマルチを使用してみようかと思っています。

 

ちなみに種から育てているタマネギは今後植え付けを行う予定であり、空きスペースがあれば「ソニック」をもう少し植え付けてみようかと思っています。今回植え付けた苗には水やりを行いましたが、種から育てている物に関してはとりあえず雨で土が十分に湿るのを待ちたいですね。