日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

秋から冬へ お茶の木も休眠入り間近な状態に…

こんばんは。昨日くらいから朝晩だけでなく日中の気温も下がり、寒さを感じる機会が一気に増えてきていますね。早くから葉が色付いた木はちょっとした風で葉が落ち、カサカサと言う音が野生動物の気配なのではないかと少し不安になるこの頃です。

これからしばらくの間は紅葉した木々だけでなく、地面に落ちた葉っぱなどからも秋の色付きを楽しむことが出来ますね。

ただし、落葉が進み枝が目立つようになるという事は冬の姿に移り変わっているということ。まだ氷点下まで気温が下がった日はありませんが、今後は本格的に冷え込んでくるため、冬支度も少しずつ進めて行きたいですね。

 

休眠入りももう間もなく

お茶の木は一年中葉っぱがある常緑樹です。しかし、冬になればお茶の木は休眠に入ります。

一切活動をしなくなるわけではありませんが、芽を伸ばすことも無ければ根を伸ばすこともありません。現段階では僅かに芽が膨らんで来てはいるものの、芽のふくらみも完全にストップしますね。

 

お茶の木が休眠するのは主に「気温」と「日照時間の変化」によります。

気温が下がれば生育が低下し休眠へと向かいますし、冬になり夜の時間が短くなることも休眠入りのきっかけとなるようです。

気温が休眠入りのきっかけの一つとなるため、寒い地域ほど休眠の期間が長くなります。逆に暖かい沖縄ではハッキリとした休眠期間が無い事もあるようですね。

また気温などの気象条件だけでなく品種による違いもあります。

 

静岡県であれば11月末から12月上中旬が1つの目安です。もちろん、気温が低い山間部ほど早く休眠入りしますね。

今の段階ではまだ僅かに芽が膨らんで来ているため、まだ休眠入りしているとは言えませんが、今後の気温次第では一気に休眠へと向かう可能性もあるのではないかと思います。