日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

家庭菜園 タマネギに追い肥と敷き草を実施

こんばんは。

今日は1日を通して雲が優勢な空模様となりました。気温はそこまで下がりませんでしたが、日差しが届きにくかったため暖かくもなく何とも言えない陽気でしたね。

これからは花粉シーズンも迎えるため、布団を干すなど晴れ間はしっかりと活用していきたいと思います。

 

追い肥と敷き草

今回は久しぶりの家庭菜園に関する投稿です。

現在家庭菜園の畑ではタマネギとソラマメを栽培中です。今回特に力を入れているのがタマネギ。今まで上手くいかなかった種からの栽培もやっているところであり、今のところ順調に生育中かなと思っています。

タマネギ栽培では年明け後のタイミングで追い肥を行うのが一般的です。

品種によって多少違いはありますが2~3回程度は行いますね。なおこちらに関しては家庭菜園などの本の方が詳しいので省かせて頂きます。

 

季節はこれから少しずつ春へ向かうため今回このタイミングで追肥を実施。使用する肥料はぼかし肥です。

ただ今回は元肥をしっかり入れたため量は控えめで、回数も区画の一つは1回にしようかと思っています。肥料を本来必要な量以上に与えると病気が出やすくなったり、貯蔵性が良い品種であれば貯蔵性が落ちる可能性があるという事なので控えめにする判断を取りました。

 

そして今年は敷き草の実施もします。

マルチシートを利用するのも手ですが、使用してしまえば生分解性の物以外であれば処分しなければならないため出来る限り使用しない方が良いのかな…なんて思いもありましたね。

とはいえ、雨が多い地域柄であるため何もしないと病気などが発生しやすくなり生育に影響が出てしまう傾向がありました(マルチを敷いた部分の方が成績が良かったため)

 

そこで今回は敷き草を行うことに!

細かくなった茶草葉の草を集めてきて株元に敷きました。敷き草(カヤ)であればマルチシートと違い無料で手に入りますし、敷いた後も自然と土に還るため気軽に利用できるのがメリットかと思います。

しかしながら、いざ敷き草を行うとなった場合何らかの影響が出る可能性も考えられます。そのため今年はマルチシートを利用した区画と敷き草の区画を用意し比較するつもりです。

※品種が違ったり日当たりが違ったりするので厳密には比較対象とは言えないのですが、とりあえず試しているところになります。

 

農業にしてしまうと生産した物に対する責任も生まれますし収入を得ることが必要になります。対して家庭菜園であればある程度気楽に育てられるので、農家でありながら家庭菜園が趣味の一つであるという状態になっています(^^;)

最近は家庭菜園に関する投稿が減っておりましたが、これからは春や夏の作物へ向けて動き出す時期であるため何かあればこの分野に関しても投稿を続けたいですね。

今日から2月 今月の農作業予定

こんばんは。

今日は気温が上がりそうな予報が出ていましたが、実際その通りの暖かい一日となりました。手元の温度計で朝の最低気温は7℃、最高気温は15℃とこの時期にしてはずいぶん暖かい一日であったと思います。

ただ、思っていた極端な暖かさでは無かったようにも同時に思いますね。

 

明日からは気温が下がりこの時期らしい気温に戻りそうですが、それでも徐々に気温上昇の気配が感じられる予報が出ています。チューリップやスイセンの芽も土から顔を出し始めましたし、季節が進んでいることを実感する光景を目にすることも多くなってきましたね。今年はどんな春になるのか楽しみです。

 

2月のお茶づくり予定

今月からは本格的に管理作業が始まります。

まずは春の肥料まき1回目。来週くらいから開始し少しずつ進めていく予定です。昨年までは1月末頃から開始していましたが、今年は急がずゆっくり進めていこうと思っています。なお、その理由に関してはまた後日投稿しようと思います。

そして肥料まき後には赤焼病の防除を予定。

赤焼病は細菌性の病気であり、カビ由来の病気が極めて発生しにくい晩秋や春先に発生しる傾向があります。

主な被害部分は葉っぱです。葉に出来た傷口などから病原菌が侵入・発症し、葉っぱを枯らしてしまったり酷い場合には新芽もダメにしてしまう病気になりますね。春先の強い風を伴った雨や秋の台風などが感染を広める一因になると言われています。

 

発病の気配が少なければ防除を省くことも出来ますが、近年シカなどの動物にチャノキを踏み荒らされる被害が多発し、この被害を受けた部分から感染が広まってしまうような傾向もみられていることから完全に無視するのは現段階では難しいです。

 

また、使用する資材も「ボルドー剤(銅剤)」に分類される物であり、病気を治すのではなく病原菌が侵入するのを防ぐことで病気にならないようにするタイプです。そのため病気が広まってから使用してもあまり意味はなく、感染が広まりやすい時期に前もって散布したり僅かでも病葉が見られた場合に散布し、感染を防ぐことを目的に使う必要がありますね。

そのため念のために散布をするようにしています。

その他には茶園周辺の整備として土留めの作成、事務作業の経理および確定申告関連の作業。そして法人設立へ向けた準備も本格的に進めていきます!

茶畑で行う管理作業のほかにも事務的な作業も多く、様々なことをやっていくので少し忙しくなるかとは思いますがそれも含め楽しんでいきたいですね。

冬になるとやや赤みを帯びるチャノキの葉っぱ

こんばんは。

今日は一日を通して曇り空、午後には短時間ではありますが雨がポツポツとしてくることもありました。今夜くらいからは雨が降りそうな予報が出ているので、良いお湿りになってくれると有難いですね。

 

なお、昨日そして一昨日はきつい霜が降りましたが本日は霜が降りませんでしたね。日中は日差しが無かったため寒く感じましたが、朝に関しては曇っていたこともあり昨日・一昨日と比べると若干暖かく感じたほどです。

そして明日は季節外れの暖かさになりそうな予報が出ています。この頃の最高気温が最低気温くらいになる予報であるため、相当暖かい一日になるのではないかと思っています。

 

梅のつぼみが膨らんできているこの頃。なかには開花が始まっている株も目にしましたし、明日からの暖かさの影響を受けて生育のスイッチが本格的に入る植物もあるのではないでしょうか。

今後しばらくは植物の変化を注意して見ていきたいと思います。

 

赤みを帯びる葉っぱ

チャノキは常緑性の広葉樹です。そのため、一年間を通して葉っぱが付いていますし(深刈りや中切りなどの作業時を除く)

 

しかし、一年を通してずっと同じ緑色をしている訳ではありません。

芽が伸びる時は鮮やかな黄緑色になりますし、伸びた芽が成熟すると深い濃い緑色になります。品種によっては赤色の芽が伸びて来たり、白っぽい芽が伸びることもありますね。

 

これらは生育状況の違いと品種の違いによる色の変化ですが、実は地上部が生長しない秋から冬にかけても葉っぱの色が若干変わります。

こちらの写真は秋のナラシ作業後に撮影した物になります。

これぞ緑色といった感じではないでしょうか?また多くの方が思い浮かべるであろう茶畑の色もこのような感じではないかと思います。

 

そして同じ場所の現在の状態がこちら。

光の当たり方の違いも多少影響しているのは確実だと思いますが、それを考慮しても赤みや黄色みがありますね。少なくとも、秋の頃の葉っぱの色とは違うことは分かるかと思います。

 

ただし、色の変化が大きいのは表層の葉っぱのみです。

内部の方の葉っぱは緑色をしているため、霜などの寒さの影響や日照時間の変化などの気象により色合いに変化が変化するのではないかと思われます。

 

まれにかなり赤っぽくなった葉っぱもあり、病気になってしまったか枯れてしまったのでは・・・と思うこともあります。そのような時は葉っぱの裏側を見るのですが葉の裏側が緑色であれば特段問題はなく、裏側も変色が見られた場合は病気の可能性が高かったり枯れてしまったと判断できますね。

 

病気などを疑うほど色が変わることもあるので、茶畑=緑色であるとは一概には言えず季節や生育段階により色合いが変化するのが地味に面白い点だと思います!

今年はペラペラが少なめ? 春の化粧刈りは省けそうです

こんばんは。

今日は昨日に続ききつい霜が降りました。気温の低下はそれほどではありませんでしたが、やはり雲が無く風も穏やかであり放射冷却が発生したこと、そして若干湿度が高いことが影響しているのではないかと思われます。

見た目は寒々しいのですが気温の数字的にはそれほどでも無く、目に見える光景と体感に僅かなギャップがあるように感じました。

 

そしてこれから週末にかけては気温が上昇。雨が降る予報も出ていますね。

なかには20℃近くまで気温が上がりそうな予報も目にしましたし寒暖差が大きくなるのは確実でしょう。体調にはお気をつけてお過ごしください。

 

化粧刈りを省けそう

最近は茶畑の見回りを主に行い、今後の大まかな作業内容を考えているところです。

少なくとも2月には肥料まきと防除、茶園周辺の整備は予定しているのですが、春の化粧刈りに関してはその年のチャノキの状態で作業を行うかどうか実施するとしたらどこで行うかを考えていく必要があります。

春の化粧刈り作業は、冬の間に強い風を受けるなどして立ち上がってしまった葉っぱや秋のナラシ後に伸びてしまった芽などでチャノキの表面が乱れてしまった場合、再度表面を整えるために実施します。

ただ春なのである程度芽は膨らんでいる状態であり、それらの芽は刈り落とさないように注意する必要があるのが厄介ですね。どんなに気を付けていても機械を利用する場合、刃に当たる芽も出てきてしまいます。せっかく膨らんできた芽をダメにしてしまう事があるのです。

 

しかし、機械を利用して化粧刈りをするのはチャノキがあまりにも乱れてしまった場合のみです。

特に乱れやすい前年に深刈りをした畑(葉の量が少なく一枚一枚の葉が大きめであるため)で確認をしたところ、それほど乱れているような印象は受けませんでした。上の写真のように確かに飛び出ている葉っぱは見られましたが、この程度であれば手作業で摘み取ったりハサミで切ることで十分対処できる程度です。

 

一枚目の写真の飛び出た葉っぱも撮影後に手で摘み取り下の写真の状態に出来たので、この程度であれば機械を利用して実施するほどでは無いと思います。

ただし、一切取り除かない訳ではありません。手作業で、チャノキの見回りを行いながらだったり肥料まきなどの作業をしながら少しずつ取り除く必要はあります。

それでも機械を使用して行うよりは楽なので有難いですね。

 

一番茶の収穫開始まで残り約3か月。確実にその時が近付いてきていますし、後悔の無いよう出来ることはしっかりと取り組んで行きたいと思います。

 

きつい霜で真っ白に 冬ならではの茶畑

こんばんは。

今朝の最低気温は手元の温度計で-1℃、最高気温は9℃となりました。風は弱かったものの雲が多く日差しが遮られることが多かったので、じっとしていると寒さを感じましたね。

 

風が強いか弱いかでかなり体感が変わってきますし、服装を調節しやすいこともあり外作業をする上では風は穏やかな方が有難いですね。

 

そんな本日はきつい霜が降りました。

気温がそこまで低下したわけではありませんが、夜間風が穏やかだったり湿度が高かったりした事が影響しているのか茶畑は真っ白になりましたね。

一見すると雪化粧しているようにも見えなく無いですが、これは確実に霜によるものです。アップで見ると結晶が存在感を放っておりました!

少し振り返ってみると今シーズンは霜が降りる日が少なく、真っ白になる日はほとんど無いですね。

繰り返しになってしまいますが、それだけ今シーズンは暖かい傾向にあるのだと霜の降り方から感じます。特に朝晩の冷え込み、最低気温が高い傾向にあるのではないでしょうか。

2月になれば暦の上では春の到来です。

ただ、だからと言って急に季節が変わるようなことは無くもう少し霜が降りるような期間が続きます。

 

今シーズンはあと何回、真っ白な茶畑を見ることが出来るのか…。春の到来が待ち遠しい一方で、畑と季節が合わさることで見ることが出来るこの景色の季節が終わっていく事にも少しの寂しさを感じます。

間もなく春へ

こんばんは。

今日は昨日までの冷え込みと同じ程度に気温が下がりましたが、風が穏やかだった分やや暖かく感じる過ごしやすい一日となりました。

そして今後の天気予報を見ると少し気温が上がりそうな予報が出ています。また来週後半くらいからは雨が続きそうでもありますね。気温が上がること、雨が降り水分がしっかりと供給されることは植物の活動を開始させるきっかけとなることもあるので、春らしさを感じる機会が増えていくのではないかと思っています。

まあ、気温的にはまだ寒いには寒いのですが(^^;)」

茶畑では2月になると重要な作業が始まります。

具体的に予定しているのは「肥料まき」と「赤焼病の防除」ですね。その他にも踏み荒らされてしまったチャノキの手直しなども予定しています。また事務面では確定申告シーズンが到来、決算に必要な書類なども完全に揃うので充実した日々を送れそうです。

 

春の肥料まき1回目で利用する肥料も先日届けてもらいましたし、今後は春の管理作業が本格的に始まります。長期予報も見ながら今年はどのように作業を進めていくか考えているこの頃です。

 

どんどん赤くなる杉の木

こんばんは。

とても冷え込みが厳しくなるだろうと思っていた本日。しかし、朝の最低気温は手元の温度計で-1℃と思っていたほど下がりませんでした。たぶんですが風が強かったため放射冷却が発生しにくくなり気温の低下も抑えられたのだと思います。

思っていたほどの冷え込みとはならなかった朝に対して日中は気温が上がりにくく風が強いこともありなかなか寒かったです。

とはいえ手元温度計で最低気温-1℃最高気温7℃という数字は、滅茶苦茶厳しい寒さでも無いように思います。この時期であればこの程度気温が下がることは度々ありますし何ならもっと寒くなる日もありますね。

もう少し冬は続きますが今のところの記録を見る限り、季節全体で見ればかなり暖かい冬になるのではないでしょうか。

 

気付けば一月は残り一周間。

最近は日暮れの時間が徐々に伸びてきているように感じますし、二月になれば季節が進みつつあることを実感することも増えると思います。そのうちの一つには花粉シーズンの到来があると思いますが、その準備も進みつつあるように見えますね(^^;)

杉の木ですが、日に日に赤みが増しているように見えます。

緑色が全くと言っていいほど目立たないので木が枯れているようにも見えてくるほどです(なお緑色に見える木はヒノキやモミ、カヤあるいは常緑性の広葉樹などになります)

 

そしてその赤みは平年よりも結構濃く感じますね。花粉の飛散量は平年よりも多い予測が出ているのでその通りになりそうです。