日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

今日から2月 今月の農作業予定

こんばんは。

今日は気温が上がりそうな予報が出ていましたが、実際その通りの暖かい一日となりました。手元の温度計で朝の最低気温は7℃、最高気温は15℃とこの時期にしてはずいぶん暖かい一日であったと思います。

ただ、思っていた極端な暖かさでは無かったようにも同時に思いますね。

 

明日からは気温が下がりこの時期らしい気温に戻りそうですが、それでも徐々に気温上昇の気配が感じられる予報が出ています。チューリップやスイセンの芽も土から顔を出し始めましたし、季節が進んでいることを実感する光景を目にすることも多くなってきましたね。今年はどんな春になるのか楽しみです。

 

2月のお茶づくり予定

今月からは本格的に管理作業が始まります。

まずは春の肥料まき1回目。来週くらいから開始し少しずつ進めていく予定です。昨年までは1月末頃から開始していましたが、今年は急がずゆっくり進めていこうと思っています。なお、その理由に関してはまた後日投稿しようと思います。

そして肥料まき後には赤焼病の防除を予定。

赤焼病は細菌性の病気であり、カビ由来の病気が極めて発生しにくい晩秋や春先に発生しる傾向があります。

主な被害部分は葉っぱです。葉に出来た傷口などから病原菌が侵入・発症し、葉っぱを枯らしてしまったり酷い場合には新芽もダメにしてしまう病気になりますね。春先の強い風を伴った雨や秋の台風などが感染を広める一因になると言われています。

 

発病の気配が少なければ防除を省くことも出来ますが、近年シカなどの動物にチャノキを踏み荒らされる被害が多発し、この被害を受けた部分から感染が広まってしまうような傾向もみられていることから完全に無視するのは現段階では難しいです。

 

また、使用する資材も「ボルドー剤(銅剤)」に分類される物であり、病気を治すのではなく病原菌が侵入するのを防ぐことで病気にならないようにするタイプです。そのため病気が広まってから使用してもあまり意味はなく、感染が広まりやすい時期に前もって散布したり僅かでも病葉が見られた場合に散布し、感染を防ぐことを目的に使う必要がありますね。

そのため念のために散布をするようにしています。

その他には茶園周辺の整備として土留めの作成、事務作業の経理および確定申告関連の作業。そして法人設立へ向けた準備も本格的に進めていきます!

茶畑で行う管理作業のほかにも事務的な作業も多く、様々なことをやっていくので少し忙しくなるかとは思いますがそれも含め楽しんでいきたいですね。