日々お茶暮らし

お茶で有名な川根地域でお茶づくりをしている茶農家のブログです

抹茶と粉末緑茶の違い

近年

抹茶に注目が集まっていると感じることが多いです。

 

抹茶味のアイスやお菓子など

コンビニやスーパーなどに行けば

必ず抹茶を使った食品を見かけます。

 

私もスーパーカップの抹茶味が好きで

時々食べています。

冬にこたつに入り食べるのも

なかなかいいですね!!

 

しかし、茶葉を粉にすれば抹茶になる

という訳ではありません。

 

抹茶は「碾茶(てんちゃ)」というお茶を

石臼で挽き粉末状にすることで抹茶になるのです。

 

碾茶とは

抹茶の原料となる碾茶ですが

栽培方法・製造方法に特徴があります。

 

まず栽培面ですが

煎茶の場合はお日さまの光に当てて

新芽を成長させます。

 

しかし碾茶は収穫前の一定期間

日光を遮り栽培するのです。

覆下(おおいした)茶園と言ったりします。

 

畑の上に棚をつくり”よしず”や”こも”

寒冷紗などといった資材で

お日さまの光を遮るのです。

 

このようにすることで

緑色が濃いお茶の葉になり

旨味や甘味が増加します。

 

ちなみに日本茶の最高峰とも言われる

玉露(ぎょくろ)も同じようにして栽培されます。

 

しかし

玉露碾茶は製造方法に大きな違いがあります。

 

玉露は煎茶と同じく揉む工程がありますが

碾茶にはその工程がありません。

 

碾茶の簡単な製造過程として

第一にお茶の葉を蒸し、

蒸し終わった葉を風で飛ばして露を除去します。

 

その次に

碾茶炉というレンガなどで出来た炉で

葉を乾燥させます。

 

これで荒茶としては完成です。

そのため煎茶のような針の形はしていません。

 

その後碾茶

ふるい分けなどで大きさを整え

石臼で挽くことでやっと「抹茶」になるのです。

 

そのため煎茶を挽いたとしても抹茶にはなりません。

あくまで粉末緑茶などといったものになるのです。

 

煎茶を挽くのもいいですよ

ミルというとコーヒー豆を挽く物を

思い浮かべる方もいると思います。

 

しかしコーヒーだけでなく「お茶ミル」

といった物もあります。

 

名前の通りお茶を粉末状にするものです。

手動式の物と電動の物があります。

 

しかし私の家にはないので

今は使っていないコーヒーミルを使って

煎茶を挽くことがあります。

 

 

茶葉をたくさん入れると腕も疲れて大変なので

少量しか入れないです。

また一回目は粗く二回目は細かくと

二回に分けて挽きます。

 

ただしミルはコーヒー用なので

完全に粉にすることは出来ません…。

 

 

煎茶らしい茶葉がこのようになります。

二回に分けて行った時の写真なので

まだまだ少し粗いです。

 

二回目を行うともう少し粉っぽくなります。

 

そして粉末状にしたお茶は

そのまま飲むときもありますが

多くはお菓子などを作るときに使うことが多いです。

 

先週はホットケーキミックスに少し混ぜて

作ってみたりしました!

 

スーパーなどでは

抹茶や粉末緑茶などの商品もあるので

手軽に利用することが出来ると思います。