日々お茶暮らし

お茶で有名な川根地域でお茶づくりをしている茶農家のブログです

来年の一番茶へ向けて… 土づくり編

おはようございます。

台風が過ぎ去り暑さが戻ってきましたね(>_<)

暑さがずっと続いているため

体力が少しずつ削られて行っているような

そんな感覚になります。

 

今日は最近行っている作業

苦土石灰による土づくりについて投稿します。

 

苦土石灰とは

苦土石灰(くどせっかい)」

名前だけ見ると”苦い土”に”石の灰”…

何とも危なそうな感じがしますが

決してそんなことはありません。

 

苦土石灰は鉱物を原料として作られている物です。

そしてこの資材の役割ですが主に2つあります。

 

まずは「土のpH調節」です。

pHは酸・アルカリの強さを示す数値の事で

pH7がちょうど真ん中で中性、

7より小さいと酸性、

7より大きければアルカリ性になりますね。

 

この酸性、アルカリ性というのが

苦土石灰そして土づくりに重要なキーワードです!

 

まず日本をはじめ現在では

酸性雨が環境問題の1つとなっていますね。

酸性雨などの原因により

土は酸性になりやすくなっています。

(土の種類、環境にもよりますが)

 

実際に土のpHを計測してみると

少なくともpH7よりも小さな数値になるでしょう。

 

そこで登場してくるのが「苦土石灰

苦土石灰アルカリ性の資材になります。

 

つまり酸性の土にアルカリ性苦土石灰を混ぜることで

土を中和する、あるいは酸性を和らげることが

可能となるのです。

 

ちなみに苦土石灰の使用量は

栽培する作物や土の状態で変えます。

植物はそれぞれ好む土の酸性度があります。

弱酸性を好む植物もあれば、酸性を好むものもあり

逆に酸性の土では順調に育たなかったり

枯れてしまう植物もあるのです。

 

ちなみにお茶は酸性の土を好む植物になっています(^^)/

 

もう1つの役割はマグネシウムなどの補給です。

マグネシウムはお茶が生長するときに

必要となる養分になります。

足りなくなってしまうと光合成の能力が低下したり

葉の色つやが悪くなったりします。

 

そのため肥料としても重要な役割を持っているのです!

 

これらの役割があるため

苦土石灰は農作物を育てるために必要となる

まさに必須アイテムになります!!

 

20㎏×5

さて実際の作業ですが

肥料を撒く時と同じく一袋20㎏入っている物を

トラックに載せて畑へ持っていきます。

苦土石灰は他の肥料と比べ

体積が少し小さいです。

そのため袋がコンパクトで持ちやすいのですが

重さは他の物と変わらないため

ずっしりと重く感じます。

 

苦土石灰は一反(10a)に5袋。

一袋20㎏なので100㎏撒くことになります。

 

暑い環境下での作業になるので体力的に大変です(^^;)

しかし苦土石灰を撒く作業は

土づくりにとってとても重要です。

 

『お茶が育ちやすい環境を人の手で整える』

これこそが品質の良いお茶を収穫するために

必要になることだと思っています。

 

特に植物が根を張る土は重要ですし

天気と違って人の手によって整えることも可能です。

 

そのため体力的には大変ですが

省いてはならない必要な作業なのです。

ただし暑さが厳しいため

熱中症にならないように休み休み行っています…。