日々お茶暮らし

お茶で有名な川根地域でお茶づくりをしている茶農家のブログです

長雨&大雨の影響~土の酸度編~

おはようございます!

川根町上河内地区は今日もキレイな青空が広がっています。

 

最近は霧が発生することもなく、朝から日が降り注ぐのでより暑さを感じやすいような気もしますね。

 

今日も気温が上がりそうな予報となっています。

日中は体に堪えるような暑さとなりそうなので、今日の作業は少し控えようかな…と思っている所です(^^;)

 

 

現在行っているのは「苦土石灰」をまく作業!

 

苦土石灰をまく目的は主に2つ。

土の酸度を調節する

微量要素を補給する

この2つを主な目的として行います!

 

今回はそのうちの1つ「土の酸度調節」について投稿したいと思います。

 

 

7月の大雨&長雨で…

7月はほとんど毎日雨が降る天気が続きました。

雨が降る日が多いだけでなく、一度に降る量も多かったので土や作物への影響も大きかったと思います。

 

日照不足は作物の生育に直に影響しますし、多湿な環境は病気が発生しやすくなります。

また、土の水分量が多くなると根が酸欠状態なってしまい生育に影響が出たり、根腐れを起こしてしまう事もありますね。

 

そして、雨が多いと土が酸性に傾きやすくなる傾向もあります。

日本は気候的に雨が多いので、土は中性よりも酸性に傾いてしまいますね。

 

pHメーター・ECメーターを購入してから定期的に土の状態をチェックするようにしていますが、6月上旬にはpH5.1程度の状態が7月中旬にはpH4.3まで低下しました…。

※6月上旬はpHメーターなどが手元に届いていない状態でしたが、事前に土を採取して計測しました。

 

8月の上旬にも土を採取したので今後計測していきますが、pH4.5以下の数値になることは確実だと思います。

 

ちなみにEC値は6月上旬には0.60msだったのが、7月中旬には0.10msまで下がってしまいましたね(>_<)

大雨&長雨の影響を受けた形になると思います。

 

 

茶畑の適正値はpH4~5

お茶の樹はもともと酸性の土を好む特徴があります。

 

酸性と言うと少し危険な印象を受けるかもしれませんが、中性の土でお茶の樹を育てると生育があまり良く進みません。

中性の土でも枯れることは無いかもしれませんが、やはり植物には好みの土の酸度がありますね!!

 

お茶の場合はpH4~5が適正とされています(^^)/

 

他の大半の作物は弱酸性pH6程度を好む傾向があるので、お茶の樹は作物の中でも少し特殊な傾向があることになるのです!

 

ちなみにブルーベリーもお茶の樹と同じく酸性の土を好む特徴があります。

そのためお茶の樹を鉢で育てたりするときは、ブルーベリー用の培養土を使用するのが手軽です!!

 

 

目標pH4.5~5

お茶の樹が好むのは酸性の土。

pH4~5が適正とされているので、7月中旬のpH4.3の土も一応適正な範囲内に収まってはいます。

 

pH4を下回った土も多いという事なのでまずまずの状態で管理できているとは思いますが、酸度が強まってしまっても生育に悪影響が出てしまいます。

 

年間を通してpH4.5~5くらいの状態で土を維持していきたいこと。

そして微量要素の補給というもう1つの重要な目的もあることから苦土石灰を施す作業を行います。

 

 

夏の暑さが一番厳しい時期に行うので体力的にはかなりしんどいです。

 

しかし、苦土石灰をまく作業を怠ると土がより酸性になってしまう事もあります。

酸度が強まると簡単には戻せなくなってしまうので、毎年苦土石灰を施して土を良い状態で維持できるように頑張っています(^^♪