日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

ブロッコリー栽培 収穫へカウントダウン開始!

昨日、7日は二十四節気の1つ「大雪」でした。暦の上では寒さが強まり、平地にも雪が降り始める頃、とさています。その節気の通り、昨日以降は朝晩の冷え込みが厳しくなり、乾燥した冷たい風が吹きつける、そんな日が続いています。

 

ニュースを見ても本日、初雪そして初冠雪を記録した地域もあるとのことで、やはり二十四節気は季節を語る上では欠かせないな、と実感します。特に自然に密着した産業である農業は、季節の移り変わりや天候に敏感です。野菜の種まきなど、二十四節気で判断し行うこともあります。

 

そして「大雪」を迎えたということは、次の二十四節気冬至」まで残り僅かになったということ。一年で一番昼の時間が短い”冬至”、お日さまの動きで見れば、冬至で一年が終わりまた新たな年が始まる、そんな一日でもあるのです。

 

ブロッコリーの赤ちゃん誕生!

気温が30度にもなることがあった、まだ暑い頃に植え付けを行ったブロッコリー。台風で倒れたこともありました…(>_<)

しかし、その後は順調に生長し、気が付けば気温は12~15度ほどまでしか上がらない季節になりました。

 

そして先日、ブロッコリーの様子を久しぶりに観察すると、葉っぱに埋もれるように、小さなブロッコリーの姿を確認しました!

まだまだ小さいですが、見た目は完全なブロッコリー。これからさらに大きくなっていき、最終的には10~15㎝ほどの大きさになるそうです。ちなみに収穫のタイミングも、10~15㎝ほどになったタイミングです!

 

どれほどの大きさまで生長するか、その点に関してはまだまだ分かりませんが、ブロッコリーの赤ちゃんができたので、確実に収穫は行えそうです!

どこまで大きく生長するのか、収穫を迎えるのが一層楽しみになりました(^^♪

 

頂花蕾

ブロッコリーは、一体どこの部分を食べているのだろうか?ちょっと疑問に思う時期もありました。色は緑色なので葉っぱの一部?でも見た目は丸いから実の部分?

トマトやナスであれば確実に実だと分かりますし、ほうれん草のような葉であれば、葉の部分を食べているのだとわかります。しかしブロッコリーは、ほかの野菜とはちょっと違った、独特な見た目をしていますね!

 

結論から言うと、ブロッコリーは蕾(つぼみ)を食べています。小さな粒々は全部、蕾です!一つはとても小さな蕾ですが、それがいくつも集まってブロッコリーになっているのです。

ちなみに専門用語的には、この蕾の集まりのことを「花蕾(からい)」と言います(^^)/

 

食べている部分は蕾。そのため、ほったらかしにして置くと、黄色い小さな花が咲きます。ほのかに甘い香りもするキレイな花です。

 

そして私たちが普段スーパーで見かけるような、小さな木のような見た目のブロッコリーは「頂花蕾(ちょうからい)」と言います。

ちょうからい”とパソコンに打ち変換すると”超辛い”が真っ先に出てきます。音だけを聞いた場合も頭に浮かぶ文字は”超辛い”…(^^;)

読み方は同じですが、ブロッコリーは”超辛い”わけではないのでご安心を…!

 

さて、本題に戻り「頂花蕾」ですが、「花蕾」が頂点つまりてっぺんにできるから「頂」という文字が付き、「頂花蕾」となっています。

では、頂点でない部分の物は…?というと、「頂花蕾」に対して「側花蕾(そくからい)」と言います。

 

ブロッコリーは「頂花蕾」を収穫した後は、太い茎の部分からいくつもの「側花蕾」が出てきます。大きさは一口サイズほどの小さい物ですが、味に変わりはありません!

しかし、スーパーなどで見かけるのは「頂花蕾」がほとんど…。「頂花蕾」だけでなく「側花蕾」も楽しめるのは、家庭菜園でブロッコリーを栽培する特典です。