気が付けば季節は3月に…。
卒業式のニュースを見ると、別れと出会いの季節が到来したことを実感します。
お茶の樹を育てるために、最近は主に肥料をまくお仕事をしていますが、2月の作業内容と3月の作業内容をまとめてみました。
2月の作業
まずは、2月に行った主な作業から…。
2月中はまだ気温が低く、お茶の樹は目立って生長はしていません。
しかし、日照時間が長くなったり、僅かに気温が上昇したことをお茶の樹は察知します!
目には見えない、土の中に広がる根っこでは、新しい根を伸ばし始めているのです。
また、新芽も僅かながら膨らみ始める季節でもあります。
そんな中、2月に行う作業としては
・肥料まき
・化粧刈り
・防霜ファンの点検
などになります。
肥料まきは、名前の通り肥料をお茶の樹にあげる作業。
化粧刈りは、茶の樹の表面をキレイに整える作業。
防霜ファンの点検は、萌芽から新芽の収穫までの間、霜からお茶の新芽を守る設備の点検となります。
すべて、一番茶(新茶)の収穫へ向けた準備になります。
3月の作業予定
では、これから…。3月に行う作業としては、
・肥料まき
・お茶の苗の植え付け
などを予定しています。
肥料まきは、一度に肥料をまいてしまうと、お茶の樹にダメージを与えてしまうため、生長段階に合わせて分けながら行っています。
こちらは、2月に引き続き一番茶の収穫・その後の生育に対しての準備となります。
そして『お茶の苗の植え付け』は、今後同じお茶の樹を数十年に亘って栽培を続けていくため、頻繁には行わないものの、大切な作業になります。
どのような品種のお茶の樹を植えるのか、畝の形や幅はどのくらいにするのか…?
10年先あるいは20年先を見据えながら、品種や植え方などの決定をしていきます。
3月上旬、本日行うのは、引き続き春の肥料まき(2回目)です。
それでは、今日も美味しいお茶を作れるように頑張っていきます。