日々お茶暮らし

お茶で有名な川根地域でお茶づくりをしている茶農家のブログです

土と肥料は混ぜる!肥料の施し方について

おはようございます!

今日は朝目覚めた時から雨が降っていました…。お昼頃までは天気がもつかな…?と思っていたので、思いのほか雨の降り始めが早かったです(^^;)

 

東京ではマラソンが行われている真っ最中…。雨の中のマラソンなので、体力的にも大変になるのではないかと思います。『頑張れ!!ランナーの皆さん』

 

 

昨日まで行っていた春の肥料ふり(2回目)は、計4日間の作業で無事に終わりました…。

 

土と混ぜることが大切です!

お茶の栽培では、1年間に数回の肥料まきを行います。

肥料なしでもお茶の樹は育つには育ちます…。しかし、品質の良いものを育てる・作るためには、絶対に欠かせない作業です。

 

肥料なしでの栽培は、お茶の樹から新芽や葉っぱを収穫するばかりで、お茶の樹を「酷使」していることになります。

 

農業は、植物を育てその恵みを頂く産業です。作物が育ちやすい環境、健康にスクスクと育つ環境を整えること。そして、その環境で栽培を行うことが、大切だと考えています。

 

 

しかし肥料は、ただまくだけではダメです。

まいた後は、土と混ぜることが大切になります!これは、お茶の栽培だけではなく、家庭菜園の野菜などにも当てはまると思います。

 

春の肥料まき(2回目)でまいたのは、有機質肥料が主体の物です。魚粕や油粕などが含まれています。

これらの有機質肥料は、土の中に住んでいる微生物や菌の働きによって分解。そして、植物が吸収できる形に変化して、初めて肥料として働きます。

 

ただまくだけでは、土の表面に載っているだけなので、土と混ぜて微生物などが分解しやすいように、土と混ぜることが大切になるのです。

 

 

その他のメリット…

土と肥料を混ぜるメリットは他にもあります。

 

 

まずは、土に空気を含ませることが出来ること。

 

土は時間の経過とともに、少しずつ硬くなっていきます。特に茶畑の場合は、畝間を歩いてお茶の樹の手入れを行います(幅30㎝ほどの、お茶の樹の間にある小道です)

 

土を固めてしまう要因の1つにもなるため、土を耕してフワフワの土に…。土の中に空気を含ませることが必要になります。

 

混ぜる前

刈り落としたお茶の葉っぱが表面に積もっている状態です。

ここへ、肥料をまいていきます。

 

混ぜた後

黒い土が表面に出てきています。

肥料と葉っぱ、微生物たっぷりの黒い土が程よく混ぜ合わせられ、空気も土の中に…。

 

そのため肥料をまいた際、土と肥料を混ぜることにより、空気を土の中に含ませることもできるのです(^^)/

 

 

また、土と肥料を混ぜることにより、動物に肥料を食べられてしまうのを防ぐ目的もあります!

 

有機質肥料、特に魚粕は魚の”あら”や”骨”を原料としています。カラスやイノシシのエサにもなってしまうため、まいた後は土と混ぜることで食べられないようにする必要があるのです。

 

 

効果は1か月以降~

有機質肥料は、まいた後すぐに効果が出るわけではありません。

 

土の微生物などに分解され、植物が吸収できる形へと変化…。そして、ようやく植物が吸収し、効果が出るようになります。

 

今回は、2月の下旬から3月にかけてまきました。

気温や雨などの気象にも影響されますが、効果が表れてくるのは4月頃からになります。

 

4月は新芽を伸ばす季節。お茶の樹はたくさんの養分を必要とするため、その時期を狙って今、肥料を施しているのです。