日々お茶暮らし  茶農家のブログ

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狩猟免許(わな猟免許)に挑戦 試験までの流れについて

近年、農業が盛んにおこなわれている農村地帯では、野生動物による農業被害が深刻な状態になっています。

農業とわな猟を題材とした『罠ガール』という漫画もあるほどです!

 

一方で野生動物の肉『ジビエ』についても、専門店ができるなど、注目が集まっています。

 

そのような状況の中「狩猟免許」の取得にも注目が集まり、若い人の取得率も増加しつつあるのです!

 

私自身も今年の冬に狩猟免許(わな猟免許)への挑戦をしました。

今回は、狩猟免許(わな猟免許)を取得するまでの流れ。提出する書類や準備について詳しく解説していきたいと思います。

 

※実体験をもとに投稿していきます。そのため受験する県によって、多少の違いがあると思います。

 

 

申請書の準備について

わな猟の試験を受けるためには、免許試験を受けるための申請書を書いて提出する必要があります。

 

静岡県の場合は、農林事務所(森林整備課)の窓口に行くか、県のホームページから様式をダウンロードし印刷することで、手に入れることができます。

 

狩猟免許申請書には、

・名前および住所

・取得する免許の区分

・今まで取得した狩猟免許(ある場合に限る)

などを記入します。

 

また、申請手数料として県の収入証紙5,200円を貼り付け提出をします。

※初めて取得する場合は5200円分、すでに他の狩猟免許を持っている場合は3900円分です。

 

 

免許申請書の他には、

顔写真(縦3㎝、横2.4㎝)

 裏面には、名前と撮影日時を記入(6か月以内に撮影した物)

返信用封筒(定型)

 受験票が送られてきます。切手を貼り、返信先を記入します。

医師の診断書

 おおむね3か月以内に取得した物。

 

これらをすべて準備して、住んでいる地域の農林事務所に提出しなければいけません。

 

農林事務所へ直接持参して提出するか、郵送することが出来ます。受付期間は約1か月間なので、落ち着いて準備をしてください。

 

 

最大の難関『医師の診断書』について

提出書類の1つ『医師の診断書

これは狩猟免許を取得するにあたって、欠格事項に該当していないことを証明する物です。

 

診断書の様式は、申請書と同じく農林事務所で頂くか、ホームページからダウンロードすることが可能です!

 

この診断書は、精神科医だけではなく内科医でも大丈夫(歯科医を除く)ということになっています。

 

そのため、地元のかかりつけのお医者さんで書いてもらおう!と、思っていたのですが、書いてもらえませんでした(>_<)

 

制度的には、精神科医でなくても大丈夫!ネットを見ると、「書いてもらえますよ~」というものもありましたが、これはお医者さんによって違います。

 

私の場合は、かかりつけのお医者さんに断られた後、「精神科医なら書いてもらえるだろう…」と思い、地元のお医者さんに問い合わせたところ…精神科医であっても軒並み断られてしまいました(-_-;)

 

その後、知り合いから書いてもらえるお医者さん(隣の市の内科医さん)を紹介してもらい、無事に取得することが…(^^;)

 

価格は4,000円ほどで、内容としては腕を見せて注射痕(覚せい剤とかかな?)などを確認するものでした。

教えてくれた知り合いの方、書いてくれたお医者さんには、本当に感謝しかありませんm(_ _)m

 

 

ちなみに、診断書の取得に関しての費用は、お医者さんによって違うそうです。

 

そして、診断書を書いてくれるかどうか…は、お医者さんによって判断が異なります。

制度上は、精神科医でなくても大丈夫!となっていますが、精神科医であっても断られる可能性は大きいです…。

 

すでに、狩猟免許を取得している人にどこで書いてもらったか聞いたり、事前に病院に問い合わせておくことが必要だと思います。

 

私の場合は、申請書の作成から試験までの全てを通して、医師の診断書の取得が最大の難関でした…。

 

 

予備講習会への申し込み

狩猟免許の試験前には、猟友会が主催する予備講習会が行われます。

 

予備講習会では、テキストや問題集が配布され知識試験の対策と、実際のわなを使用しての仮設や判定の練習が行われます。

 

実際の試験のポイントや流れなども教えてもらえるため、参加しておくのがおススメです!

 

私が参加した講習会は、試験の1か月前に行われました。

10時から始まり、午前中(約2時間強)はテキストを使用した知識問題対策。午後は、グループに分かれて『わなの仮設』『イラストを使用した鳥獣判別』『わなの判定』が行われました。

 

それぞれ10分ずつ、計30分ほどの練習でした。

10人ごとのグループで順番に行われたため、待ち時間の方が長かったですが、試験と同じわなでの仮設・判定の練習ができます。

 

 

講習会の申し込みは、それぞれの県の猟友会事務所へ直接問い合わせる必要があります。

 

申込期間は、狩猟免許試験の申込期間よりも1か月早かったです。ホームページなどを確認して、いつ開催されるのか、きちんと確認をしておいてください。

 

ちなみに、受講料は9,000円。口座振り込みでの支払いでした。

(テキストや問題集代、昼食代などが含まれています)

 

 

まとめ

わな猟免許の申し込みに当たっては

医師の診断書の取得

猟友会の予備講習会への申し込み

この2点が大きなポイントとなります。

 

特に『医師の診断書』の取得は”そのお医者さん次第”となるので、わな猟免許を取得する!と決めた場合、最も早くから準備する必要があると思います。

 

今回は、わな猟免許に挑戦するための試験申し込みまでの流れをまとめました。

試験当日の流れ、試験については、また次回投稿したいと思います。