こんばんは。
今日の川根町上河内地区は午前中を中心に晴れ、午後からは雲が広がった一日となりました。なお夕方からは黒い雲が出始め雷も聞こえ始めたのですが、ギリギリのところで雷雨にはならずにいます。
この後はどうなるか分かりませんが、一雨降ってくれれば気温が下がり過ごしやすくなると思うので、降らずに終わるよりかは降ってくれた方が嬉しいです。
再びの増加傾向
イノシシの痕跡を見つけたので、状況をよりしっかりと把握するためにトレイルカメラを設置していました。結論から申し上げるとやはりイノシシであり、しかも頭数もそれなりに映っていましたね。
今回はイノシシや野生動物への対応としてやっている捕獲などに関する投稿をしたいと思います。
今回の内容はイノシシが主ですが、実は豚コレラ(豚熱)により一時的に生息頭数が減っていました。いえ、正確に言えば過密だった生息頭数が適正な状況へ戻ったといった方が正しいかもしれません。
そのため豚コレラが流行り始めてからしばらくはイノシシによる被害が少なくなっていたのですが、今年からまた被害が増えてきたことを実感しています。
上の画像は映像の一場面を切り取ったものであるため写っていませんが、映像で見るとメスの成獣が一頭とウリ坊が四頭いるのが確認できました。
そして下の写真は少し遠目であり分かりにくいのですが、オスの成獣になるかと思われます。
間違っている可能性もあります。ご了承ください。
そのため少なくとも五頭のイノシシが活動しているのは確実でしょう。一年経てばまた新たに子を産むでしょうし、ウリ坊が育ち繁殖可能になれば生息頭数の増加が加速します。
複雑な想いと向き合いながら
畑の周りを柵などで囲ったり刈り払いをしたり基本的な対策はしていますが効果は限定的だったり一時的で、生息頭数の増加の前には太刀打ちできていません。
そのため捕獲もするのですが、この点に関して正直複雑な思いになります。狩猟免許の取得から4年目ほどとなりますが当初の方が割り切れて取り組めていたと思います。
動物側も生きるために必要なことをしているだけ。しかしながら人間側としても生きるためには必要なことになります。そもそも、我々が生きるためにはほかの生物の命が必要であり、その行為が身近であるか遠い場所の事かといった違いしか無いのでは・・・と思っています。
また、私自身が行わなくても誰かがやる必要があります。その誰かが捕獲することによる恩恵を受けるため無視できる分野ではありませんね。そして対応が遅れれば遅れるほど生息頭数が増加するので、結果として捕獲する命の数は増えてしまいます。
乱獲は当然だめですが、我々も生態系の一部であり捕獲(狩猟)はその大きな輪の中に組み込まれている行為のひとつではないでしょうか。それが崩れてしまったことが、鳥獣被害の増加や生息域の拡大をもたらしている要因の一つになったのではないかと思っています。
今回カメラで撮影したイノシシ、ウリ坊もいずれ捕獲する時がくるでしょう。
捕獲するにしろ捕獲しないにしろ割り切れれば楽だと思うのですが、今は複雑な想いも抱えながら向き合っていこうと思います。