こんばんは!
今日は、風もそれほど強くなく、春らしい穏やかな天気となりました!
川根地域では、山の斜面に所々生えている「山桜」の開花は、特に進んでいます!遠くから見ると、山の一部がピンク色に変化!
家山地区の、桜トンネルなどのソメイヨシノも、順調に開花が進んでいる状況です。
そして桜が咲く時期なると、夏野菜の苗が出回るようになります。
今日ホームセンターへ出掛けてみると、種類や数はすくないものの、トマトやナスなどの苗が販売されていました!
今回は、野菜などの苗で『接ぎ木苗』という言葉を見かけることがあると思いますが、どのような苗なのか?特徴と注意点を投稿していきたいと思います。
二種類の苗
野菜の苗は、大きく分けると『接ぎ木苗』と『自根苗』に分けることができます。
『自根苗』は「自分の根」という文字の通り、種を蒔き、そのまま苗として育てたものです。
では『接ぎ木苗』はどのような苗なのか?
簡単に説明すると2種類の苗を組み合わせた苗になります。
例えばこのイラストのように、根元の方と上で違う種類の物を組み合わせています。
一口に野菜の苗、と言っても、種類によっては病気に弱かったり・強かったり、虫への強さ、品質などなど、特徴が異なっています。
そこで、良く根が張って病気や虫に強い物を土台(台木)にして、上の部分を病気などには弱いけど、品質が良くて美味しい品種にすれば、育てやすいです(^^)/
接ぎ木苗のメリット
接ぎ木苗は、自根苗と比べると、少々値段が高いです…。
2倍、3倍の値段になっていることも普通…。しかし、値段が高くなっても接ぎ木苗が作られ・販売されるのには、ちゃんとメリットがあるのです!
そのメリットは主に3つ。
・病気に強くなる
・寒さや暑さなど、環境の変化に対応できる
・連作障害に強くなる
ほかにもいくつかのメリットが考えられますが、このくらいにしておきます…(^^;)
病気に強くなる・連作障害に強くなる、という2つの特徴は同じように考えてもいいかもしれません。
例えば、同じ野菜(トマト)を同じ場所で育てるとします。
すると、トマトに感染する病気が土の中に住み着いてしまい、新しく植えた苗に病気が感染する可能性があります。
病気になってしまえば、当然健康には育ちませんし、場合によっては枯れてしまうことも…(>_<)
そのような事を防ぐために、病気に強い品種や特徴を持った植物を台木として使用することで、このようなリスクを低くすることが出来るのです(^^)/
家庭菜園などで野菜を育てる時は、『接ぎ木苗』を選択した方が、育てやすいかもしれません。
接ぎ木苗の注意点
接ぎ木苗にはメリットがいつくかありますが、もちろん注意点もあります。
2種類の植物を組み合わせているため、もし台木として使用している植物が芽を伸ばして来たら、芽を摘み採る必要があります!
これは私の家でも昨年やってしまったことになります…。
夏野菜として、接ぎ木苗のナスを育てていましたが、根元から(台木部分)からニョキニョキと芽が伸びてきました。この芽を放置してしまい、気が付いたら草丈50㎝以上に…。
明らかに葉っぱの形や色が違った物が育ちました。また、花が咲き実も成ったのですが、それほど美味しいとは言えませんでした(^^;)
そのため、日々野菜の状態を確認しておくことが大切になります!